ドラマ

名脇役たちそれぞれの演技論

2月13日に発売された洋泉社のムック『バイプレーヤー読本』。 そのタイトルのとおり、ドラマや映画、舞台で活躍する名脇役、渋くて味のある個性派俳優たちに焦点をあてた本です。 バイプレーヤー読本 (洋泉社MOOK)posted with amazlet at 15.02.22洋泉社 (20…

面白いドラマをありがとうアワード2011

今年は面白いドラマが目白押しだった、ってんで id:einfall さんの「面白いドラマをありがとうアワード2011」に参加させていただきつつ振り返ってみたいと思います。 【1】2011年にTVでオンエアされたドラマで面白かったものを3つあげてください。できればそ…

『それでも、生きてゆく』が踏み込んだ領域

フジテレビのドラマ『それでも、生きてゆく』は『鈴木先生』(テレビ東京)同様、その圧倒的クオリティで間違いなく2011年を代表するドラマになるはずです。が、これまた『鈴木先生』同じく、視聴率は芳しいものとは言えません。もったいない。 「ドラマ…

木皿泉を知るためのブックガイド

ゼロ年代もっとも重要なテレビドラマ脚本家のひとりを挙げよ、と言われればまっさきに僕は木皿泉を挙げるだろう。 木皿泉は『すいか』(03年)、『野ブタをプロデュース。』(05年)、『セクシーボイスアンドロボ』(07年)、そして『Q10』(10年)と寡作…

2010年を振り返る(ドラマ編)

もう今更感満載ですが、2010年のドラマも振り返ってみたいと思います。 2010年は連続ドラマの当たり年だったんじゃないかと思います。 僕が見て印象に残ったものだけでも以下のように非常に多種多様で、良質な連ドラが多かったです。 ・NHK総合 『龍馬伝…

2008年テレビドラマを振り返る

お笑いテレビ界を振り返る前に、今年のテレビドラマを振り返ってみたいと思います。

古沢良太が「ゴンゾウ」に込めたもの

いよいよ12月26日に今年のドラマを代表する作品『ゴンゾウ』のDVDボックスが発売になります。 「異様なほど充実の特典」 この作品の脚本家古沢良太の日記にその充実の特典が紹介されています。 時間の都合上カットされた膨大なシーンが日の目を見てます…

木皿泉がベールを脱いだ

木皿泉といえば、現在活躍する脚本家の中で、最も重要な人物のうちの一人(一組)だ。 「やっぱり猫が好き」「すいか」「野ブタ。をプロデュース」「セクシーボイスアンドロボ」など個性的な作品を発表している脚本家だ。 しかし、その重要度に反比例するか…

7〜9月期のドラマを振り返る

最後まで見たのは「ゴンゾウ」「ザ・クイズショウ」「33分探偵」「ヤスコとケンジ」「あんどーなつ」「学校じゃ教えられない!」、まだ終わってないけど「キャットストリート」。 継続視聴中なのは「篤姫」「ケータイ捜査官7」。 途中で観るのをやめたのは…

いろはの「い」の字は何ていうの?

いよいよ4月24日から久々に、あの怪作「翔べ!必殺うらごろし」がスカパーホームドラマチャンネルで放送が開始されます。 この作品の魅力を伝えるにはやはりこれを見てもらうのが一番でしょう。 あまりに狂気で、恐ろしい。哀しく怖すぎて結果もう笑うし…

愛すべきおじさん達の肖像

いまやドラマ「医龍」は、岸部一徳のキュートすぎる演技の一挙手一投足を鑑賞する番組*1となっているわけですが、彼の独特の渋さと妖しさを堪能できるドラマといえば、なんといっても今期6シーズン目を迎え、映画化もする「相棒」ではないかと思うわけです…

追加された「帰ってきた時効警察DVD−BOX」の特典映像

これまで発表されていた以下の特典映像に加えて、ケラリーノ・サンドロヴィッチblog「日々是嫌日」によるとファン垂涎の映像が入るらしい。 先月28日にクアトロでやったシンセサイザーズの活動休止ライヴで、シークレットゲスト麻生久美子の歌った3曲「しゃ…

今日の動画:極上のエンターテイメントとはこういうことさ(2)

最近はパチンコ機のヒットや、「必殺仕事人2007」として新作が製作され高視聴率を記録したりと、再評価されてきている「必殺」シリーズ。 その全盛といえば70年代後半から80年代初頭ではないかと思う。 ■新必殺仕置人 最終話から カッコよすぎるカット割り、…

4−6月期ドラマを振り返る

■最後まで見たドラマ 「セクシーボイスアンドロボ」「バンビ〜ノ!」「夫婦道」「わたしたちの教科書」「特急田中3号」「エリートヤンキー三郎」「帰ってきた時効警察」「「ライアーゲーム」「ティッシュ」「こんにちは、母さん」「ユキポンのお仕事」「仮…

気になるドラマと気になる本

久々にドラマ豊作の期待を漂わせる今期*1。 中でも「セクシーボイスアンドロボ」は予想通り、今のところ今期一番の出来。 世界が「家と学校とコンビニ」だけでできていた少女が、三日坊主(とロボ)との遭遇によって、「世界とどうしようもなく関わって」生き…

1−3月期のドラマを振り返る

■全話見たドラマ 「ヒミツの花園」「相棒」「ハケンの品格」「拝啓、父上様」「花より男子2」「ハゲタカ」「百鬼夜行抄」「仮面ライダー電王」(継続中) ■途中まで見たドラマ 「東京タワー」「今週、妻が浮気します」「演歌の女王」「華麗なる一族」

我が愛しの広吉代理店、再び

『広吉代理店社歌』 ♪こーきっちゃん こーきっちゃん 僕の名前はこーきっちゃん ♪なんでも言う事聞きましょう ♪おつかい おそうじ おるすばん ♪リフォーム 引っ越し エアコン修理ぃ〜 ♪一家離散に自己破産 悪い薬がやめられない ♪主婦ばいしゅん アァ主婦ば…

SF、暴力、ホラー、そしてレイプ!ドラマ「ジキルとハイド」を見逃せるか!

スカパー・ファミリー劇場では12月、「丹波哲郎追悼特別企画」と題して「Gメン’75」と並んで、なんと「ジキルとハイド」が放送されるという。 http://www.fami-geki.com/special/index.html この作品は「夕焼けTV番長」という本の中で池田憲章が「SF…

今更ながら北村一輝が凄すぎる件

現在発売中の「TV Bros.」ではドラマ版「アキハバラ@DEEP」の特集の中で、演出の大根仁*1と中込社長役の北村一輝の対談が載っています。これは必見。 その凄すぎる内容のごく一部を引用します。是非買いましょう。 大根 後日、プロデューサーが…

加藤成亮主演ドラマ「カクレカラクリ」を見て初めてからくり人形に興味を持った人へ

大人の科学 弓曳童子posted with amazlet on 06.09.13学研 Amazon.co.jp で詳細を見る http://shop.gakken.co.jp/otonanokagaku/vol10.html 「弓曳童子」は、江戸時代末期を代表する科学技術者「からくり儀右衛門」こと田中久重の作品の1つです。人形が矢立…

松尾スズキの「あの季節」

「嗚呼、テレ日トシネマ」さんの情報で知りました。 遂に、あの大問題作「演歌なアイツは夜ごと不条理(パンク)な夢を見る 」がDVD化されて発売される! 演歌なアイツは夜ごと不条理(パンク)な夢を見るposted with amazlet on 06.08.26バップ (2006/10/2…

若き天才CMディレクターの肖像

8月28日の「テレビCMの日」を記念して、あるCMディレクターの生涯を描いたドラマが藤木直人を主演に放送されるという。 そのCMディレクターとは、現代の日本のCMを“つくった”一人といっても過言ではない杉山登志である。現在第一線で活躍しているCM…

教授・崎谷夏子の講義

しつこいようですが、遂に明日から「すいか」再放送が始まります。 皆さん、録画の準備はしましたか? それでは、その気分を盛り上げるためにも、教授(浅丘ルリ子)の講義をもう一度受けてみましょう。 注意! ネタバレを含みます! 「すいか」はネタバレ自体…

いよいよ「すいか」再放送間近! 

遂に、テレビドラマ史に残る傑作「すいか」が再放送されます。 録画していなかったため、非常に悔しい思いをしていましたが、今度こそしっかり保存しなければ。 そして、一人でも多くの人に見ていただきたい作品なので、見ることの出来る環境にある方は是非…

続・追悼 曽我町子

いくら追悼してもし足りない気がしてしまう曽我町子の急逝は、思いのほかテレビメディアの扱いが悪い。 そのことに悔しい思いを抱いていたが、昨日放送の「つながるテレビ@ヒューマン」の「きざし↑」のコーナーでようやくまともに彼女の事が扱われていた。 …

追悼・曽我町子

世界屈指の女王・魔女女優である曽我町子さんが急逝した。 >http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060507-00000064-jij-soci つい先ごろ「魔法戦隊マジレンジャー」で久々に戦隊ものに出演し、多くのファンに熱狂的に迎えられたばかりだっただけに、その衝…

「雨と夢のあとに」福田麻由子主演で舞台化!

2005年4月期に演劇集団キャラメルボックスの成井豊と真柴あずきの脚本によりドラマ化された「雨と夢のあとに」が、この度(2006年7月〜)、同劇団によって、舞台化されるようだ。 その主演の雨役に抜擢されたのが、なんと福田麻由子! 言わずと知れた、「女王…

イマキヨさん

今回の「世にも奇妙な物語」での「イマキヨさん」、原作は、中島直俊さんの『タタズムヒト』という作品だそうです。 函館港イルミナシオン映画祭の2004年シナリオ大賞・短編グランプリの受賞作です。 http://blog.goo.ne.jp/illu-pre/e/3c3fb59cd5fa84a20352e…

俳優・三谷幸喜に対する妻・小林聡美のダメ出し

東京サンシャインボーイズ時代は「一橋壮太朗」の名前で自らも役者として舞台に上がっていた三谷幸喜だが、今回の大河ドラマ「功名が辻」に足利義昭役で初めて本格的にテレビドラマに出演している。 今回は大石静の脚本の台詞を「そ、そ、そんな」の「そ」の…

優香でも可

ドラマ「ブスの瞳に恋してる」のキャストの中にMEGUMIがいるわけですけど、今のところどんな役柄かは知りませんが*1、吾郎ちゃんが、村上さんを頭の中の妄想で美人に変換している姿の役をやるといいのではないかと思います。*2 *1:もうどこかに出てる…