電波少年的テレビ革命(電波少年が本当にパンクな番組だったのか確かめたーいっ!!!)#2

・ダイアナ妃の離婚をとめたい
・1000万円の現金を持ちたい
・チカンに遭いたい(松本)
・ダフ屋に訊きたい売れ線アイドル
・憧れの227センチの岡山さんに会いたい
松村邦洋の本名を変えたい
なべおさみ 母校・明大にフリーキック
・エスカルゴを夕食に食べる人を追跡
・渋谷のチーマーを更正させたい
・松野明美をバルセロナで走らせたい

これが第1回目*1のメニューだった。
今回は「24時間テレビ」でも一部流れた印象的だった初期企画を振り返ってみる。

●渋谷のチームを更正させよう!

夜ごと暴力事件を引き起こすチーマーたち。
そんな若者達を立ち直らせたいと松村が立ち上がる。
が、あっという間に大勢のチーマーたちに囲まれる松村
隠しマイクが見つかりチーマー激昂

●松村バルセロナ改名計画

飛躍の年にするべく盛り上がってるオリンピックにちなんで
「松村バルセロナ」に改名することを決意。
父に恐る恐る許可をもらいに行くと
「そりゃ、えかろうよ」(あっさり)

森英恵先生にスタッフジャンパーを作ってもらいたい!

大物依頼企画の発端となった企画。絶対無理と思われていたものが
ノーギャラで引き受けてくれることに。
ここから「アポなし」を意図的に使うようになる。
ポール・モーリアシドニー・シェルダン等に続く。

●松本明子 紅白への道

松本、紅白放送中に、NHK前で「ねこなんだもん」絶唱。
すると、NHKに「入れてやれ」と理不尽な抗議が殺到したと言う。
紅白を目指して3年目、遂に合唱団員として紅白に潜入。
紅白もらった」と書かれたのぼりが映される。

●本当に若い女の口は臭いか!

ゲストで中村有志が登場した際、「最近の若い女の子は、口が臭い奴が多いらしい」
なんて話をして、それを調査するコーナーが急遽作られた。
で、松村が渋谷か六本木あたりの街頭で、行き交う女をつかまえて
「これに息を吹きかけて下さい」とマイクのような物を差し出す。
女が息を吹き掛けた瞬間、松村が吐きそうな顔をしてデカイ声で叫ぶ。
「くち、くせぇんだよ!」

●ユンピョウは強いのか 体を張って確かめたい!

ハリセン片手に戦いを挑む松村。
が、ボディーガードにボコボコにされる。*2
ジャッキー・チェン長渕剛、サメ、たかじん鬼塚勝也生島ヒロシ
唐沢寿明のマネージャー、シュワルツネガーなど続く人気コーナーに。

●バツイチになりたーい!!

当時、バツイチでもてていた芸能人がいた。
もてない松村がもてるためにバツイチになろうということに。
だが、バツイチになるためには一度結婚する必要がある。
そこで。松村の結婚相手を募集。
応募してきた看護婦の女性とお見合いをすることに。
松村はすぐに離婚する運命であることをすっかり忘れ
欲望と妄想に満ちた表情を浮かべる
そこにウェイターが結婚生活のメニューを持って登場。
期間(3日、一週間、一ヶ月)と別居か同居が選ぶことに。
女性は迷わず「じゃあ、この3日間の別居でお願いします
松村、落胆の表情
やがて、離婚届が運ばれると新妻がサイン。
松村は「離婚し……ます……か
顔を覆いうなだれる

●牛のゲップを吸いきりたい!

地球温暖化防止のため牛のゲップを吸う。

松坂慶子のお父さんに「まぁ親娘なんだから仲良くやってほしい」と言いたい!

ワイドショーのカメラが取り囲む中、インターフォンを押すとあっさり家にあげてもらう。
出たあー。松本明子の手の平返し」などが生まれる。
ジェームス三木夫婦を仲直りさせたい!」などに続けられた。
やればやるほど仲が悪くなっていった

●大物のイスに座りたい!

森元総理(当時大臣)などは気前よく座られてくれていた。
その後、田中真紀子などの政治家企画が多発。
警備員が「電波少年ロケ車、いま到着。」などと無線で報告する姿も放送*3
そして、政治家企画最大の成功と言えるのが、当時社会党委員長だった元首相の
村山委員長の眉毛を切りたい」。「よし、オレを切れ!」と眉を差し出す姿はかなりの衝撃だった。

●ヨッ! 大統領! にくいねコノーとひと声かけたい!

カーター元大統領、マンデラ大統領などに。

●青少年の性の乱れをなんとかしたい!

松本が、小学生と援助交際してるオヤジを説教。
松本、ランドセル背負い女子小学生に扮して援交オヤジに接近!
ナレーター「松本行ったー!」 男、後ずさる
「なんだ、変態女か」
ナレーター「男行ったー!」松本、後ずさる

●豪邸のトイレでウンコがしたい!

Bzの松本邸、松任谷由実邸などに挑戦。海老名みどり邸で初めて成功する。
シリーズが続くごとに下剤が効かなくなる松村は香港まで漢方薬を買いにいったことも。

●将来のため 榊原郁恵さんの母乳を飲ませてもらいたい!

電波少年の企画だってわかったら 渡辺徹がインターフォン越しに激怒。
スタッフじゃなくて松本に怒りたいんです!」
字幕・ナレーション「スタッフは、セーフ。」

●ストップザエイズに貢献したい!

出川、番組特性バウドームをゲイに配ることに。
ゲイ「(英語で)家でパーティをやるんだけど来ないか?」
出川「コンドーム……」
ゲイ「コンドームパーティ!YEAR!」
家に行くと隠しマイクの音声だけで
出川「中からヘラクレスみたいな男が出てきました・・・」
ドタバタ。
出川パニック「ノー!ストップ!ノー!ストップ!
テロップに「No stop(やめないで)」

アラファト議長と「てんとう虫サンバ」をデュエットした〜〜い!

議長への面会を申し出るが当然拒否される。が、粘り続けていると何と面会許可が下りる。
議長、歌えずデュエットは失敗するも、直筆のサインをもらい感激の松本。

●豪邸のプールで泳ぎたいinUAE

砂漠を走行中、車が故障。プロデューサーたちは助けを求め
松村とディレクターが残留。
車に戻ると書置きがあり自力で脱出しようと移動してしまっていた。
ヘリでも捜索が始まり、車の故障から24時間。
ようやく衰弱した松村らが発見される。

キャイーンの初めてのお使い*4

ドイツとオランダの国境で「この帽子ドイツんだ?オランダ。」
タイとスロバキアの国境で林家三平の「もうタイへん。(もう大変)
どうもすミャンマーせん(どうもすみません)」
チェコスロバキアの国境で加藤茶の「チェッコだけよ(ちょっとだけよ)
あんたもスロバキアねぇ(あんたも好きねぇ)」


そして、松村が番組を去ることになり「進め!電波少年」が終わり「進ぬ!電波少年」に。
その経緯については次回#3に続く。


<参考リンク>アポなしロケ全企画

*1:第2回エンディングには初回時のスタッフルームの様子が放送される。鳴りまくる電話。「ウッチャンナンチャンのほうが、面白いと思うんですけど…」。その後もこの手の遊びは継続。電波少年の目安箱を設置するとか言って番組の最後に松村の前のFAXに流れてきたのがマ○コマーク。スタッフが慌てて「松ちゃん隠して!」。

*2:当時チーフプロデューサーの故篠木氏は「これはテロだ」と叱責。が、他のスタッフが「面白い」と大爆笑しオンエアが強行された。

*3:アポなし企画で抗議で急遽放送できない時、 「スイスの美しい風景とヨーデルをお楽しみください」と約1分間されたたりした。

*4:このシリーズのヒッチハイクという発明が後の猿岩石につながる