破壊王・黒柳徹子
15日の「徹子の部屋」のゲストはダチョウ倶楽部。
「拳銃列島ニッポン」さん指摘の通り「たまにコントでパロディにされるような『心ない進行をする徹子』の見本のよう」にことごとく彼らのギャグをつぶしていく徹子の進行はある意味見事で途中からはダチョウ倶楽部もそのつもりで、その噛み合わなさを静かな笑いに変えていた。
では、徹子のギャグのつぶし方を見てみよう。
①「汚れでごめんね」「クルリンパ」を見事にスルー。 ②上島への「謝っとけ、謝っとけ」のフリに 「いや、私は謝っていただく必要はないです」と冷たく拒否。 ③CM入り前に一発ギャグを「はい、どうぞ」と要求。 しかも2回目は「時間がない」と途中で拒絶。 ④「取り乱しました」も華麗に無視。 ⑤「般若の面」の真似をいたくお気に入り「きゃはは、すごーい!」と 喜びながら無邪気に「もう一回」と要求。 さらに「正面より横からのほうが」「それより私のほうから」と 何度も別角度からやらせ、さらに「しつこいようですけど」とCM明けにも要求。 あげく見飽きたのか「もう結構です」と冷たく一蹴。
というわけで、「無視」「拒否」「無茶なフリ」がギャグをつぶす有効な武器であることを改めて思い知った。
その他気になったところでは「D」のつく売れてる芸人という話にダウンタウンとともに「堂本」を挙げる徹子さん。芸人でもないし、コンビ名ですらないのに。
あと、最近竜ちゃんが推している「チェックメ〜イトっ!」は何故かやらなかった。
次長課長の井上聡の潤んだ瞳は何処を見つめているのか?
何処を目指しているのか解らないあの無欲(そう)な無表情。
上の空のようでいて的確に繰り出される天然ボケ。
そして何を考えているのか掴み所のない彼にどうしようもなく惹かれるのです。