読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

【 発 売 中 !  】
タモリ学 タモリにとって「タモリ」とは何か?






有吉弘行のツイッターのフォロワーはなぜ300万人もいるのか 絶望を笑いに変える芸人たちの生き方 (コア新書)






コントに捧げた内村光良の怒り 続・絶望を笑いに変える芸人たちの生き方 (コア新書)

浜ちゃんと志村けんの本当

Youtube ブログ


以前「浜ちゃんと」に志村けんがゲスト出演し、浜田雅功と対談している模様が「YouTube」にあげられていたので見ました。

続き>(2)http://www.youtube.com/watch?v=7CWqgi_qrhk
   (3)http://www.youtube.com/watch?v=AMxt49XpnZY

志村−−でもね、演じる方の人間って誉めてほしいじゃん
    ちょっとでもいいから。無い?


浜田−−わかりますよ(笑)


志村−−人間って誉めてくれると少し上がるのよ。気分も上がるし。
    よし、次頑張ろうって思ったりするじゃない。
    あくまでも芸人は常に子供なのよ。
    金を貰おうがいいもの食おうが関係ない。常に芸人は子供なのよ。
    それを(後輩に)言った時に、お前らなんで誉めないんだって言ったら
    「いや、志村さんだったらそれくらい普通だと思うから。
    誉めるのが逆に失礼だと思ったから」
    違う、違う! 誉めて欲しいのよ。

などと本音をぶつける志村の言葉は非常に興味深い。
志村は、浜田に「40歳くらいの時」は何をしていたかを問われ、こう返す。

志村−−俺ね、36〜8で「ドリフ」が終わって「ごきげんテレビ」が始まって、
    あと「バカ殿」はじめて、やっと個人の仕事を始めたのよ。


浜田−−その時はどうなんですか?
    これで好きなことを出来るって感じですか?


志村−−それ1個と下手すると負けてポシャるっていう(不安)ね。


浜田−−あ、どっちもあったんですね。


志村−−でも、俺は勝つ自信あったけどね

浜田も40歳の今を語る。

浜田−−うちはコントじゃないですけど、そういう番組やってないでしょ。
    そういうのをもう一回やっといた方がええんかなあ、と。
    今の時代がコントかどうかは別ですよ。


志村−−いや、コント云々よりちゃんと(笑いを)作ってやっていったほうがいい。


浜田−−そうそう、作るっていうのをねえ、今ちょっと出来てない。


志村−−出来てない、出来てない、あまりにも
    さっさっと作ってるね。
    そういうものがみんなバラエティかと思っちゃうとね。
    逆に言うと今の小学生とかの連中がバラエティって
    ああいう風に作るんだぁって思っちゃうと良くない。


浜田−−そうなんですよ。


志村−−結局ね、ネタを作るのって大変じゃない。
    そこをみんな逃げて違うとこいっちゃうけど。


浜田−−楽なとこへね。

さらに浜田は今後の不安も語る。

浜田−−下の子がもっとね……、
    ぼくが志村さんくらいの年になった時に何か、
    ちょっかい出してくれる奴とかが出てきてほしいんですよ。
    祭り上げられたら嫌じゃないですか。


志村−−いちばん嫌だね
    そのためにだから俺は、これまでなんぼ使ったか分からないけど、
    (後輩を)しょっちゅう酒飲ませて、クラブ連れてって、普通に喋らすのよ。
    普通に「おい」とか「志村」とか言えるようにしなきゃいけない


浜田−−それないときついんじゃないかなあ、と。
    頼むわ、つっこんでくれ、と

そして、お互いに「理想の最後」について話す。

志村−−俺、身体が動かないとか、病気以外はずーっとやるよ、悪いけど


浜田−−マジっすか? うっとうしいなあ(笑)
    これが完成って言うのはないですけどね。


志村−−そう。100点がないからやってるんだよ。


浜田−−でも人間引き際って大事でしょ(笑)。


志村−−これから脂が乗るかなっていうときに、何で引かなきゃいけないの?
    今、真っ最中だもん、俺。
    今、一番楽しいんだから、やってて。
    やっと今ね、昔やったネタとかをそれを今やったら別の味が出るなって思うもん。


浜田−−だから、志半ばで倒れるって言うのもかっこいいんじゃないですか?


志村−−や、なんで倒れるのよ、俺が(笑)。
    でも、俺いつ死んでも全然正直悔い無いのよ
    まだ、俺53だから。「もう」じゃないのよ。これから、これから!
    60歳くらいでもう一回パーっと咲くよ、悪いけど


浜田−−やること全部やってきたんでしょ。でももう。


志村−−いやいや。
    俺理想では1ヶ月公演っていうのを座長でドカンと毎年揚げたいわけだよ


浜田−−それはお笑いのお芝居ですか?


志村−−そうそう。まあ、ちょっと泣きも入れるのな(笑)
    一番理想が舞台の上で死ぬのが理想だもん。
    「お疲れ様でしたぁー」で、起きてこないのがかっこいいじゃない。
    だって一番最後に聞くのがお客さんの拍手と歓声っていうのが。

    本当にコメディアンとしての夢よ。

浜田−−ああ、でも最終って言うか、ダウンタウンで最後どうすんねん
    というのは花月で漫才しよって
言うてるんですよ。
    そこは決まってるんですよ

最後に、志村は浜田に対し「松本人志」について尋ねる。

志村−−でも、基本的に松本の事、好きなの?


浜田−−ああ、好きですよ(即答)。
    ウチは仲ええとか悪いとか、そういう感覚じゃないですよ。
    仲ええほうやと思いますよ、ぼくら。


志村−−多分ね、俺から見ると、(お互いを)尊敬してるの。


浜田−−あ! それはあります。絶対ある!


志村−−松ちゃんからすると浜田さん*1のツッコミがなきゃいけないというし、
    お互いに(尊敬してる)。


浜田−−それは絶対にあります。
    じゃないとやっていけないですよ。


志村−−それがね、たまに聞く、“ダウンタウン”って言うやつ?(笑)

浜田−−(笑)


志村−−ダウンタウンの一番いいところだよ。


浜田−−それは絶対にありますねえ、じゃないとやっていけないですよ。

このやり取りの後の志村の「いいよなあ〜、でもそれ」という呟きが妙に印象的だった。


関連>松本人志の本当(1)〜(10)

*1:志村は「俺は新人来ても“さん”付けちゃう」と語っているようにこの対談中も「浜ちゃん」と呼ぶ時と「浜田さん」と呼ぶときがあった