甲本ヒロトによる立川談志評


以前、NHKで放送されたハイビジョン特集立川談志 71歳の反逆児」で、甲本ヒロト立川談志について語っていた。

だからね、優しいんですよ。うん、優しい。それはね、優しそうじゃないの。優しそうな人って嫌な人多いじゃないですか。ぼく、優しそうな人、あんまり好きじゃないんだ。でも、優しい人は好き。談志さんは優しいんだと思うよ。

「優しそうじゃなくて優しい」っていう、この感じって、僕たちが甲本ヒロトに抱く感覚と同じだ。

談志さんはたぶん、落語っぽいものは嫌いなんじゃないかな。落語が大好きで。落語があの人にとって(生きる)目的だと思う。ホントに好きなんだろうな、一番なんだなって思うんですよ。

これも、「落語」を「ロック」(あるいは「パンク」)に変えるとそのままヒロト評になることが面白い。
最初にヒロトは「よかった、あんな人がいてくれて、って思うことがよくあります」というが、これだって、(以下略)。

今日の動画:チェインギャング


記憶に間違いがなければ確か「LOVELOVE愛してる」の特番だったと思う。SMAPがひとりひとり誰かの曲をカバーして歌っていて、中居くんが歌う番になってその曲目がブルーハーツの「チェインギャング」と出た時には「やめてくれぇ〜!」と叫びそうになった。でも、その不器用な感じの歌声は、その曲ととても合っていて逆に感動した。
それがこれ。

そして原曲がこっち。

やっぱり、いくら中居くんが良くってもそれを軽く凌駕し、涙を堪えるのが難しい。
もしこの曲を知らない方がいるなら、最初は中居正広ver.を聴いて、その後真島昌利ver.を聴けば両方に感動できるはず。