高田雅博フィルモグラフィ
「ハチクロ」こと「ハチミツとクローバー」が実写映画化され、そのメガホンをとるのはCMディレクターとして数々のヒット作品を送り出した高田雅博。そんな彼の作品を振り返ってみる。
●まずは現在放送中(もしくは最近まで放送中)のCM
資生堂・ライブリフレッシュ「10年」篇
内定が決まった青年の前に突然現れる10年後の自分。
「ヤバイぞ、その会社」
タイムマシンで来たという男。
「その会社はとんでもない事件を起こしその責任が全部お前に……」
男の話よりも将来の自分の髪の毛に眼がいく青年。
「薄い……」
たかの友梨ビューティクリニック「ココロのウサギ」篇
出演/篠原ともえ
「こんなに強く思ったのは初めてだ」
恋する少女の前にココロのウサギが現れる。
「ねえウサギ、あたしキレイになりたい」
すると歌いだすウサギ。
「♪なーれーばいいじゃん」
サントリー・ボスセブン「対談」篇
飲み屋で同僚相手に大口を叩く男。
「日本ってやっぱ世界で舐められてるじゃない。
いっぺんガツンといってやんなきゃ、
ガツンと……」
お絞りで顔をぬぐうと突然日米首脳会談の席にいる男。
「じゃあ、キミの率直な意見を聞こうじゃないか、
ガツンと言ってみてくれないか」
JR東日本・TRAiNG
SLに乗っている親子
「ねえ、父さん、父さんは何になりたかったの?」
「お父さんは、強い男になりたかった」
朝日新聞*1「穴掘り」篇
出演/稲垣吾郎
地下を掘り金庫室を目指す稲垣。やっとたどりつくとそこは工事中。
「ここ閉鎖されたんだよ」
「新聞読んでないだろ」
●それにミュージックビデオも少し撮ってます。
JUDY AND MARY「LOVE SOUL」
ラルク・アン・シエル「Pieces」
など。
●さらに一度ドラマも作ってます。
Smap Short Films「good-bye,cruel world」
いじめられた過去を背負う女の自宅前で1年以上続く工事。
その音で眠れず、夢と現実の境目が曖昧になっていく。
女はその工事現場に足を運ぶとそこにいたのは同棲中の恋人。
「工事は終わったよ」と告げる。
男は彼女のためにタイムトンネルを作っていたのだ。
「いつもあそこからやり直せたら、って言ってただろ」
ファンでなくても大丈夫
さすがシンツヨ!
高田 雅博 (Masahiro Takata) 経歴 1964年4月12日 広島県生まれ 1989年3月 上智大学文学部英文学科卒業 4月 日本天然色映画(株) (現ニッテン・アルティ) 企画・演出部入社 1995年12月 同社 退社 1996年 1月 フリー活動開始