ミッチーの恍惚と不安(及川光博を知るためのサブテクスト)


70年代少女漫画から抜け出たような「元・王子」としての華やかな輝きと、ドラマ「西遊記」でも見せたような妖艶な魅力を兼ね備えたミッチー。
その一方で「こんばんはー、鳥肌実でーす!」とベイベーたちの半数近くが分からないような自虐ネタを繰り出す"こちら側"の人間でもある及川光博*1
そんな彼はどんな男なのか?



■華麗なるミッチー伝説

・幼稚園の頃、「ロボコン」のロビンちゃんがロボコンにキスしたら瞳がハートに変わるのを見てキスに強い興味を持ち、イケてる女の子を一人ずつ呼び出し「チューできるのかよおー?」と煽りキスさせていた。すると、女の子たちが取り合いになり園内で大問題に
最初に買ったレコードは「怪傑ズバット
・母親が買ってくる「マーガレット」などで少女漫画の洗礼を受け、フリルのブラウスを着るのは当然のことだと思っていた。
・小学4,5年の頃、たのきんトリオ田原俊彦を見てスターになりたいと思う。
・小学校高学年からのあだ名は「キザオ」
・バレンタインデーは下級生の階の廊下を端から端まで歩く。すると最初に紙袋を渡される。毎年50個くらい。
・中学の制服は紺のスーツなら何でもよかったので「BATSU」「BIGI」などのDCブランドを着ていた。
・中学の頃、最初の音楽の授業で校歌を歌うテストで普通にやればいいのに最後両手を広げて熱唱。
・中学の頃付き合っていた彼女が妬まれいじめられ「学校にこれないから別れてくれ」とフラれる
・中3、・女友達ばかりで男友達がいなかったため「俺たち」(と呼び合うのに)に憧れ、男友達が欲しくてハードロックバンドをはじめる
・高校で初ライブ。マイケル・シェンカーのコピーをやるが、あまりの気持ちよさに、自分を解放してしまいヘヴィメタルにも関わらず、トシちゃんやマイケル・ジャクソンばりのダンスをはじめ客をひかせ、バンドのリーダーからは「お前何回ってんだよ」と決別を告げられる。
・生徒会長で、父親がPTA会長(→ピンポンダッシュの嵐)。
・中学、高校は演劇部。踊るから客は入った。
・演劇部の公演にバックダンサーが欲しくて、女子ダンス部のコーチを始める。
・高校時代、グランド・ホッケー部のキャプテンも務め、学園祭の時は他校で試合をしその後演劇部の公演に出るために顧問の先生が送り迎えにタクシーを飛ばす
・大学時代、合コンに頻繁に誘われるが「飲み代いらないから来てくれ、ただし誰にも手を出しちゃダメ」
・特撮ヒーローもののオーディションを受けるも失敗。希望は「青」だった
・プロ指向のメンバーとともにバンド結成。「ソロを条件」にスカウトされると迷わずソロデビュー。

■ミッチーのコスプレ遍歴*2

・009(「サイボーグ009」)
ガッチャマン
・シャア(「ガンダム」)
・オスカル(「ベルサイユのばら」)
アスラン(「ガンダムSEED」)
・マッハ555
星飛雄馬(「巨人の星」)
エヴァ初号機(「エヴァンゲリオン」)
ドラえもん
デスラー総統(「宇宙戦艦ヤマト」)
仮面ライダー

■ミッチーキャラクター名鑑*3

花椿蘭丸(アイドル志望の男子)
・流星光一郎(振りつけ師)
・月影忍(舞台演出家)
・哀川光彦(カメラマン見習い)
・精神科医M
・西園寺助清(超大物スタイリスト)
・ムッシュ・ムラムラ(シェフ)
・神原直次(寿司職人)

*1:天賦のものがあるバラエティタレントとしての才能があるにもかかわらず、その出演を嫌い、決して図抜けた才能があるとは言いがたい音楽活動に強いこだわりを持ち、「良くも悪くも完璧主義者」などと語るミッチーを見るにつけ、「最も望んだ才能が手に入らなかったものの憂い」を感じずにはいられないわけです。その哀しみこそミッチー最大の魅力ではないかと思うのです。

*2:ミッチーがテレビ、ライブ等で披露した主なコスプレリスト

*3:ミッチーがテレビ、ライブ等で扮するキャラクター。といってもそのほとんどが職業が違うだけでキャラはハイテンションなミッチーそのもの。