片桐はいりの放浪する弟


2月1日の「笑っていいとも!」のテレフォンショッキングに、かつて大遅刻をやらかした片桐はいりが出演したということを後から知って、どんなことを話したのだろうと思って、こんな時にものすごく有難い「笑っていいとも資料室」で、内容を確認。
予想通りグアテマラに住む弟の話をしていました。聞き手がこの手の話が大好物で、しかも地図マニア、中南米音楽好きのタモさんだけあって、ほぼ全編を通してこの話題でした。
とても面白いので前述の「笑っていいとも資料室」のこちらから部分部分引用させていただきます。タモリさんの興味津々のリアクションぷりを含めて全文は是非ともリンク先で読んでください。

あの、大学時代くらいから、(弟は)旅行に出始めて、海外に。
それでいきなり行方不明みたいななったんですよ。
中南米に行って、で、ラテン音楽を追究しに、あの南アメリカに行こうとしてて、それでその間に多分グアテマラで止まっちゃったんですね。それでまあ、しばらくは随分あの行ったり来てたりしてたんですけど。
大学院を出た後に、もう行ったきりなっちゃったんです。


それでまあどこ行くとも言わないで行っちゃって。
家族は「生きてるんだろうか?」って言ってたら、グアテマラにいた。


スペイン語学校やってんですけども。日本人が。っていうかスペイン語学校で、スペイン語を習った先生とデキちゃって。結婚して住んじゃって。で、やってるんですスペイン語。


それであの「捜してこい」って言われて。ってかもう、だって行方不明なんですもん。
(じゃぁグアテマラにいるって事だけを頼りに行った?)
そう、いや、そのスペイン語学校に習ってるって言うか、そこら辺があるはずだから。そこ行けばっていうみたいな感じで、「行くよ」って言って。


その時は、あの何か飛行機の故障だか何だかでサンフランシスコ、ロス、メキシコと3回乗り換え、何か地下鉄みたいだな〜って。「こんな乗り換えないよな〜飛行機」と思いながら行きましたけどね。


グアテマラ、だから、ちょっとまあ一般で言えばメキシコとか、あと、あの西部劇で何かこう、何か草がコロコロコロみたいな(笑)。町がこう何か、ロバがこう歩いてるみたいな、そういうイメージをまずちょっと抱いていただくと、分かりやすいかも分からない。


で、弟に行ったら、お嫁さんと子供がいて。いや、それ連れ子だったんで、血は、日本人の血は混ざって無かったんですけど(笑)。色々複雑。それであの、(FAXを)持ってったので、ようやく国交が回復って言うか。


嫁さんと弟、まああの、太って、向こうの人ってそんなあの太ってて。
あの、平地に住んでんですよ。そんなあの、みんな(東京みたいに)ビルとか無いんですよね。
東京行くと電車とかマンションとかもう階段だらけで。
「日本は文明国なのに何でこんな階段があるんだ」って言って(笑)、そんで、「上れない、上れない」って言って結構苦労してましたね。

これらの話の詳細は書き下ろしのエッセイ「グアテマラの弟」に、繊細で生き生きとした文体と、さりげないユーモアを加えて描かれています。
是非ともご一読を!

グアテマラの弟
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