読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

さまぁ〜ずの原風景

ブログ

先日放送された『アメトーーク』は「学生時代の友だちとコンビを組んでる芸人」でしたが、これは、とんねるずダウンタウンウッチャンナンチャンなどの例を出すまでもなく、今ではそちらの方が主流になっています。なので、『アメトーーク』の企画としてやるなら、その逆の「プロになって初めて出会った人とコンビを組んでる芸人」とかのほうが面白いんじゃないかと思いました。
けれど、やっぱり出演したメンバーは達者ですし、もともと芸人の仲良しエピソードが好きな僕としては、非常に面白かったです。
そんな中で僕が、学生時代から仲が良いコンビということで真っ先に思い起こすのは、さまぁ〜ずです。
そのさまぁ〜ずが特集された『TVBros.』の1月9日号のインタビューは、三村が「取材も長引くとこんなことまでしゃべるんだな」と笑うほど、非常に内容が濃く面白かったです。
インタビュアーに「お互いのココはすげーなっていうところ」を問われ、三村は高校時代の大竹に対する印象を語りだします。

高校時代の大竹はやっぱ、言葉を作るのはホントおもしろいなって。言葉の作り方とかしゃべりかたとかが、しばらく勝てないヤツ出てきたかな、初めて。で、ちょっと目離せないな、コイツって思いました。どの友達と遊ぶよりおもしろいんじゃないか、吸収するものがあるんじゃないかって。
             (略)
他のクラスでおもしろいヤツがいるって見に行っても「ヘッ」って思ってた。そんなもんかって(笑)。でも、違うタイプの笑いが出てきたんですよ。動きで笑わすとかじゃなくて、「なんだろうこの言葉のニュアンス」とか「ツボに入ってくるな」っていうのが俺の第一印象でしたね。

それに対し、大竹も、当時の印象を交えて、三村を評します。

このタイプ見たことないですよね。いまだに。周りの人はみんな言いますよね、天才的だって。(三村は)すごくお笑いが好きだから、笑いに関しては厳しい。それを分かってる人は少ないですけどね。ま、でもそれを言っちゃうと、キャラクター的にあんまりよろしくないから。アホキャラですから(笑)。でも、文章うまいですよ、ホントは。高校の時、コイツのマネしようかなって思ったくらい。今、一切能力を発揮してない(笑)。まぁでも小中学校で会ったことないですよね、この感じは。高2の時に実験で、俺がコイツを爆発させたときに発した「オイッ!」っていう、それを見たとき以来ですから。コイツに仕掛けて、小手先じゃなく出た魂の叫び。その瞬間からずっと変わってません。

もう高校時代から、既にさまぁ〜ずというコンビの芸風は決まっていたのだなぁと思わせる話です。


番組でもオードリーも、春日が遅刻して若林が解散を宣言したエピソードを語っていましたが、こういう仲の良さというのは、ケンカした時の模様にこそ、より鮮明に表れるものだと思います。
で、思い出したのは、だいぶ前に『さまぁ〜ず×さまぁ〜ず』で披露された『アッコにおまかせ!』遅刻事件です。

三村: 遅刻した時はそこまで考える。芸能界に俺っているのかなぁって。『アッコにおまかせ!』の遅刻の時とかな。
大竹: もう17、8年前ですよ。
三村: 3重苦くらいですよ。生放送っていうのと、アッコさんっていうのと、若手っていうのと。
大竹: で、もう間に合わないっていう。
三村: 泣きながら喧嘩してたよね。
大竹: まー、俺、泣きながらお前んち走って行ったよね。
三村: で、泣きながら起こされて、泣きながら起きて。
大竹: 泣きながら俺に「お前に起こされたくねえんだよぉー!」って。
三村: 名文句出たんだよなぁ。「起こし方が高飛車なんだよっ!」(笑)。
大竹: 「高飛車野郎が!」って言われて。
三村: 起こし方が上から目線なんだよ。「起きろよ、カス」みたいな。
大竹: そりゃもう、そういうかんじでしたよね。何回電話しても起きねえで、家から走ってきてるわけですから。泣きながら(笑)。もう辞めるしかねえ、って泣きながら。
三村: マネージャーも当時いないから。
大竹: で、ガラっと家の戸を開けたら、アホみたいな顔してトドが一匹寝てるわけだから、「おいっ!」って言って。
三村: 窓に飾ってあった俺の素敵な飾り物を投げ込んでくるわけ。俺の顔をめがけて。
大竹: だって、声出しても起きねえからね。そしたら名言ですよ。「起こし方が高飛車なんだよ」。しばし、大声と投げ合いだよね。
三村: 「俺、もう先行くからな!」って(大竹が)行っちゃったの、イライラして。
大竹: そりゃそうだよ。
三村: 「行け、行け! 高飛車が」って、時計見て急いで着替えて、大竹の30m後ろくらいを走って行った(笑)。

ホント、2人のコント、そのまんま!


あと、番組でそれぞれの絆の深さを聞いているうちに、もう一つ思い出したのは『splash!! vol.2』のブラックマヨネーズ吉田が語ったことです。

ダウンタウンさんとかとんねるずさんとかがテレビ出てて、「僕らお互いの電話番号知らんねん。どこ住んでるかも知らんねん」みたいなこと言うてはって、それをね、同期で言うてる奴がおったんですよ。「アホやなこいつら」と思って。それを言うことがカッコいいと思ってんのかなと思って。いま僕らはそんなんと逆にもっと密に会って、もっとお互いの笑いの取り方を磨かんとアカンのに、こいつら上辺だけマネしとると思って。細かいことで言うたら、「仕事でツッコんでんねん」とか言う若手とかいるじゃないですか。「お前にとってそれまだ仕事やないやろ」