テレビ名シーン採録:ダラダラ走る4位より、一生懸命やって燃え尽きた100位のほうがええやろ

『お願い!ランキング』の1コーナー「ブラマヨとゆかいな仲間たち」は毎回、芸人たちの本音に近いトークが聞ける貴重な番組だ。
2月21日、28日のゲストはスリムクラブで期待どおり非常に深い話が連発していた。
そんな中、真栄田の悩みを聞いた吉田が真摯に答えた言葉があまりにもカッコ良かったので記録しておきたい。
スリムクラブについては他の番組での発言も含めて後日改めてまとめる予定です。)


真栄田は、M−1の後も「僕たちまだ見栄を張っちゃう。カッコつけるというか。試験を受けてる感じ。お客さんやスタッフのの目が気になり、出来てるふりをしてしまう」と明かし「心のブロックというか、どうやって二人は飛び抜けてきたのかな? (ブラマヨの)心のピュアさをどこで手に入れたのかな? ヒントください」と投げかける。
すると吉田は一度は小杉に答えを譲りながらも照れくさそうに答えだす。

はっきり言うたら、どうでもいいと思い出したんですよ。
一番オモロイと思われんでも、まあ、ええやんみたいな。
100人がヨーイドンってやったら、みんなが一生懸命やったって1位から100位まで順位ついてしまうやん。100位の奴は1位に絶対なりたかったけど、100位は100位やん。
それでもええかな、みたいな。
それよりもダラダラ走る4位より、一生懸命やって燃え尽きた100位のほうがええやろ、という。
結果はホンマ、どうでもええという。ただ結果欲しい時もあるから、俺の力で及ばんところを小杉に埋めてもらって。

「で、結果、小杉ばっか人気出て……」「俺がお前に依存したからお前はより頑張ろうとしてこうなったんやろ、そこでモテたんやったらその分、ちょっと回せ!」と吉田らしいひがみボケをはさみながら「M-1のハードルを越えないと。M-1以上の笑いを取らないといけないと思って無理してる」という真栄田に自身の経験を背景に語る。

それはだからM−1の後、すぐだからです。
何回か、ハードルを(飛びきれずに)倒しながら飛ぶときがある。飛べへん時とか。そん時ね、思ったより足が痛くないんです。ハードルつまずいても、案外大丈夫やぞって。

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↑こちらはまさに「M-1グランプリ ―戦いの先の試練―」と題された『M−1』以後のブラマヨをはじめとする芸人たちの戦いに焦点をあてた特集です。