『ゴッドタン』で笑えばいい

Twitterで僕をフォローしてくださっている方は既にご存知かと思いますが、僕はいわゆる被災地に住んでいます。しかし、地震発生当時、ちょうど上京に向けた高速バスの車中でした。結果としてその後1週間関東に足止めされていました。
その上京の1日前、テレビ東京さんの大変なご厚意で、『ゴッドタン』の新作DVDのサンプルDVD−Rをいただきました!
足止め中、それを見たくてたまらない、というのも被災地に戻る大きなモチベーションのひとつでもありました。


自宅に戻ってようやく見れた『ゴッドタン』。徐々に通常放送に戻って行くバラエティ番組を見て笑っていても、どこか上の空だったけれど、初めて、心の底から何も考えずに笑っていられました。恐るべきバカバカしさ! 腹痛い。
そのDVDのラインナップは以下のとおりです。

■芸人マジ歌選手権フリーダム(本編約114分・特典48分)
[1] 第6回芸人マジ歌選手権
[2] 第7回芸人マジ歌選手権
[3] 第2回 松丸プロデュース王決定戦
[4] <隠し特典>クリスマスソングを作ろう!


■衝撃のモンスター傑作選(本編約188分・特典41分)
[1] 団体芸サミット(第1回〜3回)
[2] 芸能界キレ女塾(吉木りさ/小栗あずき/佐山彩香
[3] 第10回ストイック暗記王(東野幸治/オードリー)
[4] KSTオーディション
[5] <隠し特典>CDデビューをしよう!東京03角田「疾走」

相変わらずバカみたいに詰め込んでます。
よく「楽しい時間は短く感じる」などと言われますが、総時間約6時間半に及ぶその時間、とてもそんな長い時間とは思えませんでした。体感時間とその密度の濃さとの乖離が激しすぎ!


その魅力を今回のDVDにも収録されている「第10回ストイック暗記」にゲスト出演した東野幸治は的確に番組中にコメントしています。
というわけで、この放送の彼のコメントを抽出してみます。


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「(『ゴッドタン』の)ファンなんです」と出演理由を明かした東野「(かつて裏番組だった『あらびき団』ではなく)O.A.は必ずこっち見てたんですよ」とも。
「ギャラは通常のギャラじゃないけど大丈夫ですか?」とマネージャーに問われても「ギャラじゃない」「テレビ東京の最後の牙城だ」と出演を決意したというほど。
自身の暗記挑戦では「エロメイソン様」に成り下がり、「気をそらせ隊」に完敗。しかし「途中から幸せだった」と全力で『ゴッドタン』を堪能すると、やはりモニタリングルームでもコメントが冴え渡る。
最後、矢作が暗記挑戦に行くことになれば「司会やり、リアクションやり、お前大変やな さっきまでセンターで仕切ってたのに、急にまたアクターになって、また帰ってきたら問題解くんやろ? バカじゃん!」とその自在性を呆笑。
そして、MCであろうとルール無視。

(小木がコンセプト無視して)「矢作イケ、矢作イケ!」と。我々(ゲスト)は一応「暗記せえ」って基本コンセプトに乗っかってるのにMCが「矢作イケ!」

リハーサル7時間もかけてレギュラーであるはずの劇団ひとりと収録前からいまだに顔を合わせてないことに「あいつレギュラーやんな、こっち来うへんの?」「レギュラーのひとりにはいったいいつ会えんねや? なんであいつ9時入りやねん」と。

もっと簡単に笑わせることできるんちゃうか?

これこそが『ゴッドタン』!
労を厭わず一分の隙もなく悪ふざけを積み重ねる。スタッフも芸人もくだらないことを愛し、それに全てを捧げている。全身全霊の悪ふざけ。
本日深夜、震災以来、通常放送が再開される『ゴッドタン』。「素直な気持ちをラテにして」みたというラテ欄はこう記されている*1そうだ。

ゴッドタン くだらないことで笑って

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このDVD発売に寄せて、映像ディレクターの大根仁さんはこのようなコメントを寄せています。

作ってる人、出てる人、そして観る人の全員が笑ってる。全員が愛してる
それが ゴッドタン!

『ゴッドタン』を見ていると何か一体感に似た感覚を味わえるのはこのためでしょう。
見てる人はもちろん、作り手も、レギュラーも、ゲストもみんなが『ゴッドタン』のファンなのです。


落ち込んだり、気分が滅入ったときはいつだって『ゴッドタン』を見てバカみたいに笑えばいい!
というわけで『ゴッドタン』新作DVD、本日発売です。被災地の中には手に届くのが遅れる方もいらっしゃるかと思いますが、手に入れれる方は是非!
詳しくはこちらから→ http://www.tv-tokyo.co.jp/god/dvd/index.html

*1:現在新聞が届かないのでソースはこちらです。→ http://twitter.com/nobrock/status/50415664606875649