土田晃之の嫁に学ぶ愛妻芸人の育て方

土田晃之といえば、芸人でありながら妻の入院をきっかけに育児休暇を取るなど子煩悩で、何より愛妻家で知られている。
先日放送された『ブラマヨとゆかいな仲間たち』では、小杉に「なぜそんなに妻に一途になれるのか」「浮気をしないのか」と問われ土田らしい理詰めの理由を明かしている。
「単純に浮気がバレて離婚になってもいいの?」と。
もしそうなれば、大好きな4人の子供や嫁と一緒に暮らせなくなる。家も持っていかれるだろう。そして子供たちが成人するための養育費や慰謝料を全部合わせたら総額で2億円くらいになるのではないか。

そんな2億の価値のあるSEXって何?

その土田の言葉に絶句するブラマヨ小杉(笑)。


土田は「やっぱり女の人が男を育ててるんだな」と自分の嫁の素晴らしさについて続けて語る。
たとえば、土田はお笑い芸人を唯一辞めようと思ったことがあった、という。
それは大きな特番があった時。
その収録後のパーティーがあり、そこで芸人の諸先輩がプロデューサーたちにビールを注いでいた。
そういう社交的なことが嫌で、それが出来ないからお笑いの世界に来たのに結局サラリーマンと一緒かよ、と嫌気がさした土田。それを「仕事なんだから、ビールくらい注ぎなよ」と言われるのを覚悟して「結局さ、そんなことしなきゃダメなんだよ」と愚痴ると、彼女はこう言い放った。

そんなことする必要ない。ビールなんか注がなくていい。そんなことしたらアンタの良さがなくなっちゃう。ビール注がないくらいで仕事がなくなるなら大した世界じゃない

そう言われた土田は天邪鬼さゆえ「ビールくらい注ぐわ!」と改心したのだという。


そういう天邪鬼な土田の性格を熟知した彼女の手綱さばきは私生活でも冴え渡る。

オフの時に朝起きてゴロゴロリビングでテレビ見てても、普通の奥さんだったら「ちょっと休みだったら子供の面倒みてよ」とか「どっか行こうよ」とか言うでしょ?
うちの嫁ね、一切言わなかった。
それで、俺いつも「せっかくのオフをムダにしたな」って(後悔してた)。「だったら皆で出かければよかったな」って思ってて。
その半年後くらいにこれじゃあいかんって明日休みだから嫁さん誘ってみよって思って「明日休みだからどっか出かけない?」って。「あ、行こうよ」で、出かけたときに子供も嫁さんもすげー嬉しそうだったの。それ見て、その日からオフの日は100%家族と外出するようになったの。
やっぱ嫁さんにコントロールされてんだよね
「どこどこ連れてってよ」って言われて「分かったよ、行くよ」って渋々行ってるとストレス溜まるでしょ。義務になって。
でも俺のほうから率先して「行こうよ」って行って二人が楽しそうだ、また行こうってなるから、いまだにストレスじゃない
結婚してもう12〜3年たってるけど、いまだにオフは必ず外出してるからね。


高級車を欲しくて買おうか迷っている時も背中を押してくれるのは彼女だった。

今ね、あなたはその車が買えるだけお金がある。仕事がなくなったらその車を売っぱらって電車で通うことになるんだから今買えるなら、今買いな

結果、いい車に乗ると、「この生活はキープしたい」と思うから自分の仕事を頑張れるからいい車買って良かったな、と土田は振り返る。


そのあまりに悟りの境地にいるような土田の嫁の話にブラマヨ吉田は驚嘆。

吉田「悟ってる。ダライ・ラマじゃないですか!」


そういえば『アメトーーク』の「嫁を大事にしてる芸人」にも土田は出演し、そこで妻への深い愛情を示す名言を残している。

土田「結婚というのは自分が好きな人の年老いてゆくのを見れる権利を得たことと思っている

今回の話を聞いた後にこの言葉を改めて読むとより一層響いてくる。