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気になる本

『思わず聞いてしまいました!!【活字版】 』(プチ鹿島、居島 一平)

東京ポッド許可局でもお馴染みのプチ鹿島と、「米粒写経」の“「右」投げ「左」打ち*1居島一平によるトークライブ「思わず聞いてしまいました!!」が活字になって書籍化!
そのゲスト陣は、村西とおる(AV監督)、鈴木邦男新右翼団体『一水会』最高顧問)、大槻ケンヂ(ミュージシャン)、河野太郎自民党所属衆議院議員)、勝谷誠彦(コラムニスト)、重村智計早稲田大学教授<北朝鮮問題>)、上祐史浩(元『オウム真理教』、現『ひかりの輪』代表)、鳥肌実(芸人)、吉田豪(インタビュアー)、宮嶋茂樹(報道写真家)、久田将義(元『実話ナックルズ』編集長)、山本太郎(俳優、反原発活動家)、戸塚宏(『戸塚ヨットスクール』校長)という胃もたれするような濃厚でノンジャンルなメンバー!


たとえば大槻ケンヂ
大槻ケンヂがお笑い芸人を目指していたら」というエッセイを書いていたという話から。

大槻: 僕22歳でデビューしたんですけども、人生の、将来の選択肢の中にお笑いっていうのもあるのかなって。やっぱ若かったんで、どんだけ厳しい世界かわからなかったので。でもきっと、うまくいかなくても作家の方に流れてたと思うの、放送作家の方に。
鹿島: 本の中でもいろいろな事務所を例に挙げてて、まぁ吉本興業じゃないどろうとか、オフィス北野はちょっと怖いとか(笑)。
大槻: たけし軍団は怖いと思ってた。でも大川興業も結構怖いんでしょ?
鹿島: 大川興業*2寺田体育の日さんとか、フランキー為谷さんとか意外とデカい人が多いんですよ。ハウス加賀谷さんとか。だからもう厳しいんだろうなぁと思ったら……ものすごい文系でした。
大槻: そう、だからその文系の匂いを感じて……でも、人力舎がよかったかな(笑)。
鹿島: 確実な線だな、それ(笑)。
居島: それは著作にはお書きになってらっしゃいませんでしたね(笑)。
大槻: 今お笑いブームになってきて、いろいろ見えてきた中で、吉本ではないな、大川興業もまたちょっと違うな、また演劇系の匂いがまたちょっと違うなと思った中で……だから今ならホリプロコムか……。
居島: 詳しいですね(笑)!
大槻: だからもしお笑いをやっていたならば、事務所で考えるのもなんですけど、でも普通にNSCとか受けちゃってたかもわかんないですよ。吉本の。
鹿島: 今だったら絶対そっちですよね。
大槻: でも結局、放送作家、構成作家の方に流れて、でもバンドやりたいとかいって、プラスワンに出るようになって、結局やってることは今と変わらないと思うんだよね(笑)。
−−−場内爆笑。
大槻: 結局ここに辿り着くと思うの(笑)。

で、このトークライブの醍醐味のひとつは接点のない組み合わせによるトーク。大槻ケンヂは政治に一切興味がないのに河野太郎と同席。山本太郎を今呼んでおいて、久田将義が「一番好き」と熱弁するのは山本太郎の俳優デビュー作『代打教師 秋葉、真剣です!*3』。
さらには上祐史浩鳥肌実北朝鮮について議論するトークライブなんて他にない!

ともすればこのトークライブは「密室感」を売りにしていると思う方もいるかもしれませんが、私の考えは逆です。世の中の人に「なんか知らないけどおもしろいことやってる奴らがいる」と響かせるのが目的なのです。

プチ鹿島は言う。まさにそれを感じさせてくれるのが本書だ。
ただ「おもしろいことやってる奴ら」っていうのは何もゲストだけじゃない。というよりも本書を読めば、それがプチ鹿島居島一平の二人そのものだと分かるだろう。必読!


参考:「おかしさ」を「可笑しさ」に変換するプチ鹿島の『うそ社説』

ジョージ・ポットマンの平成史』(著:ジョージ・ポットマン)

ジョージ・ポットマンの平成史
ジョージ・ポットマン 高橋弘樹 (日本語版著者) 伊藤正宏 (日本語版著者)
大和書房
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「ジョージ・ポットマン:著、高橋弘樹 (日本語版著者)、伊藤正宏 (日本語版著者)」という徹底っぷりが嬉しくなる。書籍とは相性抜群な番組だけに期待!

●人妻史――万葉の頃から日本の「人妻」はエロかった!? ●ファミコン史――あの名人も登場! ●童貞史――昔は清く美しかった筈がいつから臭いと… ●ツイッター史――どうでもいいにもほどがあることをなぜ人は言いたいのか? ●友達いないと不安史――友達に重きを置かないドライな時代があった ●マンガの汗史――汗をかくことが重視されない今 その他、●J-pop史 ●オネエ史 ●ブルマー史 等々掲載予定!


参考:てれびのスキマの『戦うテレビ』更新!! お題は「ジョージ・ポットマンの平成史」です!−人間風車

わたしが子どもだったころ イチ!』

NHKの名番組『わたしが子どもだったころ』の書籍版。もうだいぶ前に発売していましたが紹介するのをすっかり忘れてたんで。こちらの番組も書籍と相性抜群!

【作家】よしもとばなな
【「大人計画」主宰・作家・演出家・俳優】松尾スズキ
【音楽家・文筆家】菊地成孔
【映画美術監督種田陽平
【ミュージシャン】高橋ジョージ
【俳優】篠井英介
【映画監督】押井守
博物学者】荒俣宏
【元プロ野球選手・野球評論家】張本勲
【俳優】柳生博
【劇作家】さいとう・たかを
【作詞・作曲家】小林亜星
【すし職人】小野二郎

って、いつのまにか『ニ!』(野口健岩代太郎いっこく堂みうらじゅん富野由悠季養老孟司ら)と『サン!』(立川志の輔笹野高史マギー司郎荒木経惟松本零士ら)も発売してる!


参考:ジミー大西が子どもだったころ

『這い上がるヒント 諦めなかったお笑い芸人30組の生き様』(大川内麻里:著)

這い上がるヒント 諦めなかったお笑い芸人30組の生き様
大川内 麻里
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佐久間一行、2700、ナイツ、キングオブコメディ松本ハウス、小島よしお、ゴー☆ジャス、もう中学生、長井秀和ユリオカ超特QU字工事赤プル、三拍子、エルシャラカーニ、スギちゃん、安田大サーカスイシバシハザマななめ45°、サイクロンZ、小林アナ、ラブシングル中田、カジ、インスタントジョンソンマシンガンズ井上マー飛石連休、ぽ~くちょっぷ、スマイリーキクチ360°モンキーズルー大柴、というなんだ、この人選?というインタビュー集。

*1:浴衣に旧帝国陸軍の軍帽を被りサングラスをかけ軍国漫談をしたりする

*2:プチ鹿島は元大川興業

*3:生徒役に“ホンモノ”が出てた、という。