ムック本『タモリ読本』にいくつか寄稿しました

14日発売の『タモリ読本』にいくつかコラムなどを書かせて頂きました。

タモリ読本
タモリ読本
posted with amazlet at 14.02.13
いとう せいこう なぎら 健壱 大友 良英 小松 政夫 高 信太郎 中村 誠一 山本 晋也 せんだ みつお 森脇 健児 江川 達也 パラダイス 山元 是方 博邦 プリンプリン 町山 智浩 宮沢 章夫 RAM RIDER 岡室 美奈子 金田一 秀穂 寺坂 直毅 山内 マリコ 田中 慎弥 棚次 隆 岡崎 正通 宮住 俊介 元祖爆笑王
洋泉社 (2014-02-14)
売り上げランキング: 337

ラインナップは以下のとおりです。

【巻頭インタビュー】
いとうせいこう
タモリのANN(オールナイトニッポン)』は部活だった
なぎら健壱
知性とバカバカしさ、その表裏一体感が『タモリ倶楽部
大友良英
出会いは「雑音まじりのタモリ」から


【特集】<放送終了間近! 『笑っていいとも! 』特集>
森脇健児インタビュー
●元祖爆笑王(元『笑っていいとも! 』放送作家)インタビュー
●「夜の顔からお昼の顔へ」の大転換
●ただひたすら観続けただけ! 『いいとも! 』2013年12月放送ぶん完全レビュー


【Chapter 1】Before IITOMO 初めは「戦後最大の素人芸人」
小松政夫インタビュー
●高 信太郎インタビュー
●笑いの創造力を高めていった『いいとも! 』以前のタモリ
●舞台公演に出演したタモリ<今夜は最高! >
中村誠一インタビュー
●棚次 隆(元プロデューサー・ディレクター)インタビュー
●バラエティ番組の最高峰『今夜は最高! 』<音楽編>
●あらゆる題材をパロディに仕立て上げた<コント編>
●まるで夜の酒場のひとコマ<トーク編>

●誰も知らない『モンティ・パイソン日本語版』
●次々に新ネタを開発した『金曜10時! うわさのチャンネル!!』
せんだみつお(『うわさのチャンネル!!』共演者)インタビュー


【Chapter 2】After IITOMO そして「国民的司会者」に

●“なりすまし"で我が道を行く『いいとも! 』以降のタモリ<タモリ倶楽部>
江川達也インタビュー
パラダイス山元インタビュー
●深夜モードで臨む“タモリのもうひとつの代表作"の未来

●ゴージャスにしてマニアックな本格的音楽クイズ番組『タモリの音楽は世界だ』
●是方博邦(『タモリの音楽は世界だ』共演者)インタビュー
●23年ぶりの司会で放ったメッセージ『FNS27時間テレビ
●若手芸人と距離をとり続けた真意『タモリボキャブラ天国
●プリンプリン(『タモリボキャブラ天国キャブラー芸人)
●“節操なき哲学"が見られる街歩きバラエティの決定版『ブラタモリ


【Chapter 3】MY TAMORI THEORY 俺の・私のタモリ
町山智浩タモリは、偽善を憎むことを教えてくれた」
宮沢章夫「〈伝達者〉タモリの魅力的な身体」
RAM RIDERタモリのサングラスに映る僕ら」
●岡室美奈子「不穏な身体からはにかむ身体へ――タモリと『テレビファソラシド』」
金田一秀穂「サイボーグ的タモリさん」
●寺坂直毅「タモリさんと紅白」
●山内マリコ「企画書~タモリwiki完全映画化~」
田中慎弥「緩やかな君臨」


タモリとラジオ】
●岡崎正通(『タモリのANN』初代ディレクター)インタビュー
●Part.1 『ANN』誕生編
●Part.2 アフター『ANN』編


タモリを知る】<ミュージシャン編>
●宮住俊介(元アルファレコード プロデューサー)インタビュー
●パロディからマジメなジャズまで タモリが発表したアルバムの軌跡<俳優編>
山本晋也「カントク、タモさんを語る。」
●【其ノ一】TVドラマ俳優・タモリの最高傑作は?
●【其ノ二】スクリーンでタモリを探せ!
●【番外】本当はすごい「ストーリーテラータモリ」<好き嫌い編>
●【嫌いなモノ】あらゆる“意味"から逃れようとする男・タモリ
●【好きなモノ】波子さん! かおりさん! タモリと未亡人


【巻末付録】
●日本国民全員永久保存版 タモリ年譜

僕はこの中で、『ボキャブラ天国』を糸口にタモリの若手芸人との関わり方について書いた「●若手芸人と距離をとり続けた真意『タモリボキャブラ天国』」。その囲み記事として、タモリイズムをもっとも継承しているのは実はSMAP草なぎくんではないかというミニコラム。
加えて『ブラタモリ』での名場面&名語録を振り返りタモリ哲学の一旦を探る「●“節操なき哲学"が見られる街歩きバラエティの決定版『ブラタモリ』」
さらに、タモリの“嫌いなもの”を整理し、そこに共通する思想や、そこから見えるタモリの思考を考察した「●【嫌いなモノ】あらゆる“意味"から逃れようとする男・タモリ。その囲み記事として、タモリと名古屋五輪を巡る話を。
あと「●日本国民全員永久保存版 タモリ年譜」の一部を補記しています。


タモリ関連の文献を既に読みまくっていたいたので、正直最近出たタモリ特集本は「うんうん」「そうそう!」っていう感じの面白さだったのだけど、自分が参加しているから言うのはアレですが、この『タモリ読本』は「おお!」「へぇ~」の連続。付箋貼りまくり。グッと来まくり(棚次さんの『今夜は最高』最後の話とか)。インタビューもそれぞれとってもいいし、「俺の・私のタモリ論」の町山智浩宮沢章夫RAM RIDER、岡室美奈子、金田一秀穂、寺坂直毅、山内マリコ、田中慎弥という人選があまりにもツボで素晴らしい。『タモリ読本』オススメです!