ムック本『タモリ読本』にいくつか寄稿しました
14日発売の『タモリ読本』にいくつかコラムなどを書かせて頂きました。
ラインナップは以下のとおりです。
【巻頭インタビュー】
●いとうせいこう
『タモリのANN(オールナイトニッポン)』は部活だった
●なぎら健壱
知性とバカバカしさ、その表裏一体感が『タモリ倶楽部』
●大友良英
出会いは「雑音まじりのタモリ」から
【特集】<放送終了間近! 『笑っていいとも! 』特集>
●森脇健児インタビュー
●元祖爆笑王(元『笑っていいとも! 』放送作家)インタビュー
●「夜の顔からお昼の顔へ」の大転換
●ただひたすら観続けただけ! 『いいとも! 』2013年12月放送ぶん完全レビュー
【Chapter 1】Before IITOMO 初めは「戦後最大の素人芸人」
●小松政夫インタビュー
●高 信太郎インタビュー
●笑いの創造力を高めていった『いいとも! 』以前のタモリ
●舞台公演に出演したタモリ<今夜は最高! >
●中村誠一インタビュー
●棚次 隆(元プロデューサー・ディレクター)インタビュー
●バラエティ番組の最高峰『今夜は最高! 』<音楽編>
●あらゆる題材をパロディに仕立て上げた<コント編>
●まるで夜の酒場のひとコマ<トーク編>●誰も知らない『モンティ・パイソン日本語版』
●次々に新ネタを開発した『金曜10時! うわさのチャンネル!!』
●せんだみつお(『うわさのチャンネル!!』共演者)インタビュー
【Chapter 2】After IITOMO そして「国民的司会者」に
●“なりすまし"で我が道を行く『いいとも! 』以降のタモリ<タモリ倶楽部>
●江川達也インタビュー
●パラダイス山元インタビュー
●深夜モードで臨む“タモリのもうひとつの代表作"の未来●ゴージャスにしてマニアックな本格的音楽クイズ番組『タモリの音楽は世界だ』
●是方博邦(『タモリの音楽は世界だ』共演者)インタビュー
●23年ぶりの司会で放ったメッセージ『FNS27時間テレビ』
●若手芸人と距離をとり続けた真意『タモリのボキャブラ天国』
●プリンプリン(『タモリのボキャブラ天国』キャブラー芸人)
●“節操なき哲学"が見られる街歩きバラエティの決定版『ブラタモリ』
【Chapter 3】MY TAMORI THEORY 俺の・私のタモリ論
●町山智浩「タモリは、偽善を憎むことを教えてくれた」
●宮沢章夫「〈伝達者〉タモリの魅力的な身体」
●RAM RIDER「タモリのサングラスに映る僕ら」
●岡室美奈子「不穏な身体からはにかむ身体へ――タモリと『テレビファソラシド』」
●金田一秀穂「サイボーグ的タモリさん」
●寺坂直毅「タモリさんと紅白」
●山内マリコ「企画書~タモリwiki完全映画化~」
●田中慎弥「緩やかな君臨」
【タモリとラジオ】
●岡崎正通(『タモリのANN』初代ディレクター)インタビュー
●Part.1 『ANN』誕生編
●Part.2 アフター『ANN』編
【タモリを知る】<ミュージシャン編>
●宮住俊介(元アルファレコード プロデューサー)インタビュー
●パロディからマジメなジャズまで タモリが発表したアルバムの軌跡<俳優編>
●山本晋也「カントク、タモさんを語る。」
●【其ノ一】TVドラマ俳優・タモリの最高傑作は?
●【其ノ二】スクリーンでタモリを探せ!
●【番外】本当はすごい「ストーリーテラー・タモリ」<好き嫌い編>
●【嫌いなモノ】あらゆる“意味"から逃れようとする男・タモリ
●【好きなモノ】波子さん! かおりさん! タモリと未亡人
【巻末付録】
●日本国民全員永久保存版 タモリ年譜
僕はこの中で、『ボキャブラ天国』を糸口にタモリの若手芸人との関わり方について書いた「●若手芸人と距離をとり続けた真意『タモリのボキャブラ天国』」。その囲み記事として、タモリイズムをもっとも継承しているのは実はSMAP草なぎくんではないかというミニコラム。
加えて『ブラタモリ』での名場面&名語録を振り返りタモリ哲学の一旦を探る「●“節操なき哲学"が見られる街歩きバラエティの決定版『ブラタモリ』」。
さらに、タモリの“嫌いなもの”を整理し、そこに共通する思想や、そこから見えるタモリの思考を考察した「●【嫌いなモノ】あらゆる“意味"から逃れようとする男・タモリ」。その囲み記事として、タモリと名古屋五輪を巡る話を。
あと「●日本国民全員永久保存版 タモリ年譜」の一部を補記しています。
タモリ関連の文献を既に読みまくっていたいたので、正直最近出たタモリ特集本は「うんうん」「そうそう!」っていう感じの面白さだったのだけど、自分が参加しているから言うのはアレですが、この『タモリ読本』は「おお!」「へぇ~」の連続。付箋貼りまくり。グッと来まくり(棚次さんの『今夜は最高』最後の話とか)。インタビューもそれぞれとってもいいし、「俺の・私のタモリ論」の町山智浩、宮沢章夫、RAM RIDER、岡室美奈子、金田一秀穂、寺坂直毅、山内マリコ、田中慎弥という人選があまりにもツボで素晴らしい。『タモリ読本』オススメです!