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4月20日、B&Bで刊行イベントをやらせていただきました

4月20日、下北沢のB&Bで「戸部田誠×大谷ノブ彦×相沢直×小島研一『てれびのスキマ(戸部田誠)に大谷ノブ彦がキキマス!』」と題して『タモリ学 タモリにとって「タモリ」とは何か?』&『有吉弘行のツイッターのフォロワーはなぜ300万人もいるのか 絶望を笑いに変える芸人たちの生き方』刊行記念イベントを開催いたしました!
ご来場くださった皆様、大変有難うございました。


とにかくトークが苦手な自分は『有吉弘行のツイッターのフォロワーはなぜ300万人もいるのか』の担当編集である小島さんからイベント開催を打診されたとき、「とても無理」と断りました。しかし、熱心なお誘いをいただき、「だったらダイノジの大谷さんと相沢さんが出てくれるなら」という半ばムチャぶりの条件をおこがましくも出しました。要は自分が喋れなくても成立するメンバーを揃えて欲しい、と。そんな甘えた自分の要望にも真摯に対応していただき、小島さんの尽力でなんと大谷さんの出演がOKに。しかも、大谷さんが可能だと挙げてくれた日程の時、ちょうど僕が元々上京しているタイミングと合致するという偶然もあり、断る理由がまったくなくなってしまったのです。相沢さんも快くお引き受けいただき、僕も覚悟を決めした。
僕のイベントなんかに需要があるのかなぁと思いつつ、急いで告知を始めたところ、大谷さん出演ということもあって、チケットは早々に完売。ホッとすると同時にますますプレッシャーが高まりました。
「トークが苦手」なんて言っても普通謙遜だろうと人は思うでしょう。特に普段文章を書いている人は頭の中が整理されているから、トークもできるはずだと。自分も僕以外の書き手に対してはそう思います。
でも、僕に限っては謙遜なんて1ミリもありません。
事実、イベントの2日前に大谷さんを除く3人で打ち合わせをしたのですが、相沢さんは「久々に無力感を感じる」と頭を抱えておられました。
「ああ、スキマさんって『論』の人じゃないんですね」
と、そのとき、相沢さんはおっしゃっていましたが、まさにその通りで。僕には、独自で鋭い視点とかユーモアとかは一切持ち合わせていないのです*1。見た面白いものを面白いって面白みもなく言ってるだけで。
打ち合わせですら全然喋れない僕を見て、相沢さんは年表を作ることを申し出てくれて、それをトークの縦軸にしようと提案していただき、実際、イベントでは、相沢さんが5時間かけて作っていただいた大労作の年表*2を元に進行。当事者の一人でもある大谷さんの裏話を含めた貴重な振り返りトークで大いに盛り上がりました。僕は聞きながら笑ってただけですけど。
僕自身は楽しいイベントになったと思っているのですが、それは大谷さんはもちろん、相沢さんの労力のおかげです、完全に。
僕が唯一まともにした仕事はタモリさんのレアな映像を用意したくらい。僕のトークを期待して来てくださった方に申し訳がないと思い、せめて、ちょっとでも「得した」と思ってもらえるものを、と準備したもの*3です。それは『タモリ学』でも紹介した三上寛(元祖)とタモリ(コピー)の寺山修司なりきり対談(+おまけつき)の映像。少しはお得感を感じていただけたのでは、と……。


相沢さんは僕がネットで知り合い初めて直接お会いした人でした。2010年5月2日に行われた大根仁と岡宗秀吾の「テレビマンズ8」というライブを一緒に見に行こうと集まったのです。相沢さん、「テレビの土踏まず」のピエールさん、「死んだ目にダブルピース」の中山涙さん、現在は『KAMINOGE』の編集をやられている松本さん、そして僕といったメンバーでした。ライブの後の飲み会では全員が人見知りという状況の中、独特の雰囲気になったことをよく覚えています。
ちなみにお笑い芸人のトークライブに初めて行ったがダイノジ大谷さんのものだった(2010年2月20日、阿佐ヶ谷ロフト)のも「星座」だなぁと勝手に思いました。初めてトークライブを見た人と、初めてネットで知り合った人と、自分がトークイベント出演者として共演するなんて……。
て、こういうこともちゃんとあの場で話せれば良かったんですけど、全然話せず(苦笑)。
余談ですが、いかに喋るのが苦手かってことをオープニングで話そうと思っていたんですが、それすら上手く話すことができず。
イベントの模様についてはご来場くださった中山さんや碇本さんがブログで詳しく書いてくださっているのでそちらもご参照ください。
てれびのスキマさんのトークイベントに行ってきました。 - 死んだ目でダブルピース
『てれびのスキマに大谷ノブ彦がキキマス!』 - Spiral Fiction Notes
『てれびのスキマに大谷ノブ彦がキキマス!』after - Spiral Fiction Notes


イベントの会場には以前からお世話になっている方や仲良くさせてもらってるお友だち、そして「メルマ旬報」関係の方々も多数来て頂いていました。(さすがに、まさか酒井若菜さんまでいらっしゃるとは思いも寄りませんでした。イベント開始前に木村綾子さんに「来ますよ」と伺ったときは心臓が飛び出すんじゃないかと思いました。)本当にありがたかったです。
あと、大谷さんからピースの又吉さんが『有吉弘行のツイッターのフォロワーはなぜ300万人もいるのか』を読んで「面白かった」って言ってたよって伺って飛び上がりました。
そして、イベント終了後には人生初のサイン会。存外な数の方が並んでくれて慣れないことにあたふたしつつも直接読んでくださっている方々とお話できたことは嬉しかったです。
というわけで、ご来場の方々、出演者、B&Bのスタッフの皆様……、イベントに関わっていただいたすべての方々、本当にありがとうございました!

*1:僕はお世辞も含め「ポスト・ナンシー関」などと言っていただくこともあるのですが、それは本当におこがましいのですが、僕の資質を考えると、進むべき道はナンシー関さんではないと思っています。むしろ目指しているのは、文章での淀川長治さんなんです

*2:有吉弘行のツイッターのフォロワーはなぜ300万人もいるのか』に登場する8組の芸人を中心にしたもの

*3:といってもこれも『タモリ学』の編集の方に見せてもらったものですけど