タモリの期待を裏切らない複雑な家系

タモリの大きな魅力のひとつに「何となく謎めいている」というのがあると思います。
そんな中、その生い立ちや幼少期については、ほとんど本人から語られたことはないと思います。
その複雑な家系が本人が語りたがらない理由の一つだというのが漏れ聞こえてくるくらいです。
しかし、実は1988年の「徹子の部屋」にて、この複雑な家系について本人が詳しく明かしているようです。
その要点が簡潔に分かりやすくまとめられているのがこちらのエントリーです。
タモリの家系に関するメモ(あんたジャージでどこ行くの)
期待を裏切らない複雑さ! 語りたがらない*1のがよく分かるその難解さ! 明かしてなお深まる底知れぬ神秘! まさにタモリミステリー!
普通、謎を解くとその魅力が薄まることが多いのですが、この話は、現代のおとぎ話と言っても過言ではないタモリ発見デビュー話と並んで、タモさんの魅力をさらに強化するものだと思います。


上記の記事で、重要な点はすべて書かれているので、ここからは完全な後追い&蛇足ですので、リンク先を見ていただく方が早いと思いますが、こちらでは、タモリが語ったその家系に関する言葉を拾って、より詳細に確認してみたいと思います。


まず、すべては、タモリの育ての親=祖父母に子供が産まれなかったことに始まります。

祖父母と実父母の関係

・義理の祖父母は子供が出来なかったため、両方の血を受け継いだ子を養子に迎えようと計画。
・義理の祖母は12人兄弟の長女。その一番下の弟(タモリの実父)を養子に。年齢は親子ほど離れている。
・義理の祖父の妹は結婚したが、早くに死別。妹を再婚させるため、その娘(タモリの実母)を養子に。
・この養子二人を育て(タモリ「学校に通わすなどの恩を売る」)、結婚させる。
・婚姻後、2人の子(タモリと姉)を産む。

タモリの両親

・実父母はタモリの幼少期に離婚。
タモリ姉弟は両親の離婚後、義理の祖父母(両親の養父母)に引き取られる。
タモリと姉は小さい頃から祖父母に育てられた。
・父はタモリが大学の頃に死去。

離婚後のタモリの母について

・実母は離婚後、2度再婚。(タモリの父とは初婚)
・母はタモリと姉の他、それぞれ2人づつ、計6人の子を産んでいる。
タモリは2番目の夫とは面識がない。
・1988年当時、年に1度程度、実母と会う関係。


というわけで、字面だけを見ても、タモさん曰く「中学生程度の学歴では理解できない。高校卒業程度の学力が必要」というこの家系を理解しづらいと思います。
家系図の正式な書き方がよく分からないので家系図としては間違っているかもしれませんが、自分なりの理解を図にしてみました。見にくいですがご参考に。
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*1:語りたがらない=コンプレックスだと短絡しがちですが、単に説明が難しいのが理由みたいな様子。