矢沢永吉の心を動かした殺し文句

先日放送された『ゴッドタン』の「ドスベリサミット」。
その中で、劇団ひとりが明かした矢沢永吉のエピソードがとても印象的だったので記録しておきたい。


事の発端は島田秀平がドスベリエピソードとして、もしかしたら芸能生活にピリオドを打たないといけないかもとまで思ったというドスベリ体験として、矢沢永吉のラジオ特番でのエピソードを語ったことだった。
島田はその番組にサプライズゲストとして招かれ手相占いをする手筈になっていた。
しかし矢沢はアナウンサーが島田を呼びこもうとすると「今まで自分で人生切り開いたから占い嫌いなんだ」。
さらに実際に島田が占い始めると「自分のいい部分は知ってるんだ、占い師だったら悪い部分教えてよ」と独特な重い雰囲気を作ってしまう。
島田は意を決して「普段やってるのは全部仮面で非常に弱いネガティブな心を隠し持っている」と言うと言うと、4秒ぐらいの放送事故ギリギリの沈黙。
その沈黙の後、矢沢は「それ当たってるよ」


他の出演者から、「それ、ドスベリ話じゃないじゃん」「カッコいい話じゃん」とブーイングが出る中、島田はさらに付け加える。
その番組最後にアナウンサーが「今もし死んで、天使が迎えに来たら矢沢さん、その天使になんて言われたいですか?」というムチャぶりに矢沢「決まってるよ、お疲れさん、矢沢永吉って役はどうだった?って訊かれたいね


これを契機に「ドスベリサミット」が「YAZAWAサミット」と化す。
アンジャッシュ渡部も自身のラジオ番組に矢沢がゲスト出演した時のエピソード。
「東京上京するときに電車に乗ってる時にお尻が痛くなって、東京へ行くはずが、途中の横浜で降りて、そのまま米軍でバンドを始めた」というエピソードを引き合いに出し、
「手前の小田原で降りてたら、アサリ採りになってたかもしれませんね」とお笑い芸人として軽いボケ。
矢沢、黙り込んで熟考の後、
俺、アサリ食えないんだよね


そして、矢作が「最後だよ、俺、立場上止めなきゃいけないんだけど本当は聞きたいんだ」と言う中、劇団ひとりが語り始める。

永ちゃんがコンビニのCMに出るっていう話があって、でも、永ちゃんのイメージに合わないじゃん。
コンビニで、しかもなんか弁当かなんかをフィーチャーしたヤツだから。
永ちゃんも「どうしようかなぁ」って迷ってる時に営業の人が来て弁当を持ってきた。

「どうしてもやってください」と迫るが矢沢は「うーーん」と考え込む。
その営業担当者は、弁当についている割り箸の袋をあけ、そこに入っている小さなつま楊枝を取り出す。

これはつま楊枝ですけど、永ちゃん、あなたがこれを持ったら、刀に見えます!

矢沢永吉、しばらく沈黙の後

やろう!


で、出来たCMが(おそらく)コレじゃないかと思います。