テレビ名シーン採録:賢いちんちん

6月23日に放送された『爆!爆!爆笑問題』のゲストは桃井かおり
桃井はスタッフから様々なトーク企画を提示されたが「私と爆笑問題がいればトーク企画なんていらないわ」と拒否。その言葉どおりフリートークで興味深く面白い話を連発していた。
中でも太田の“悩み”相談がお互いの個性がよく出ていて面白かった。

太田: 悩んだりしないんですか?
桃井: 全然。
太田: 子供の頃から?
桃井: 子供の頃は悩みめ。
太田: 悩みめ(笑)。
桃井: いやいや、暗いヤツだったの。だから「化ける」つもりで俳優になったから。
太田: そっからはもう吹っ切れたんだ、じゃあ?
桃井: うんうん、なんかこんな女いたらおかしいなぁ、っていうのを装ってたら、そういう女になっちゃったんだけど(笑)。
太田: そういうことかぁ。
桃井: 芸能界入ると「よろしくお願いします」って言うじゃない。でも、私、この人に「よろしく」されたくないなって思って(笑)、ホントにそういうふうに考えちゃうヤツだったの。「おはようのすけ」とか言っとけばいいわけじゃん(笑)。ね?
太田: でも、そうやってツッパって生きてても、やっぱり今でも独りで家で泣いてる時とかも……?
桃井: ていうかね、コツ覚えちゃったのね。「悩みにぶつかったらどうやって乗り越えてきましたか?」ってよく言われるじゃないですか。乗り越えないから、私(キッパリ)。回避だもん! 
         (略)
(爬虫類でも何でもわざわざ)壁にぶつかってくバカな生き物はいないでしょ、ってことよ。
太田: でも、俺、ぶつかりっぱなしですよ!
桃井: (笑)。
太田: 桃井さんの場合はこう、回避する道を知ってるんだけど、俺ね、回避しようとしても、こっちにも壁があるんですよ。
桃井: だからさ、その壁は何?ってことよね?
太田: そうなんだよ!
桃井: (笑)。だれが作ってるわけだよ?ってことなのよ。
太田: 「自分」なんだ。
桃井: そうなの。「どいて」ってことなの。
太田: でしょぉ(笑)。
桃井: 悩んでる自分が好きってヤツがいるのよ。
太田: 俺かぁ〜〜
桃井: (笑)。
太田: でも、桃井さんは本当は怖くて怖くてしょうがないから、こうなってるんだと思う。
桃井: なんかね、コツなんだけど、おっぱいが、大人になりすぎるとちょっと下がるのよ。垂れるんじゃなくって、おわんのまんまクって下がるのよ。それで、初めて知ったときちょっと驚いちゃって、でも、落ちて得するのはなんかないのかなって思って身体見てたら、ここ、ワイシャツとかいくらピーといくら開けてもやらしくなくなったわけ。どこまででも開けられそうな感じなんだけど(笑)、それで、なんかそのへんが賢そうに見えるのね。なんかこう、男のために安っぽく開けてるんじゃなくて、自分の勝手で開けてますみたいな感じで。あたしはもう「賢いおっぱい」になってますって、名付けたり。あ、「言葉勝ち」するのも、あんのね!
太田: ああ、そうか! それは分かる。
桃井: 言い張っちゃって。
太田: ああ、俺もじゃあ「賢いちんちん」って言えばいいのか(笑)。
桃井: (笑)。それいいかもね。でも、なんか言葉にして言ってみちゃうと音的にかわいくなったりするよね。

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