さまぁ〜ずが解説する内村光良のバーター論

内村さまぁ〜ず』の第125回(2012年1月1日〜2012年1月14日)はゲストMCに狩野英孝を迎えて「僕☆狩野英孝の2012年を何が何でも成功に導きたい男達!」が配信された。
その終盤、狩野の「ガチ悩み相談」としてこんな相談を3人に寄せていた。

狩野: 内村さんの番組にゲストで呼ばれた場合、それがバーターなのか、内村さんの一声なのか、単純にスタッフが呼んでくれたのか、いつも悩んでしまいます。どうしたらよいですか?

「バーター」とは芸能界の業界用語。一説では「束」を業界風に逆から読んだことからそう呼ばれるようになったともされている、いわゆる「抱き合わせ出演」。メイン級の出演者と同じ事務所のタレントを出演させることだ。
その悩みを聞いた一同は「ハハハハ!」と爆笑しつつ

大竹: どれでもいいよ!
三村: どれでもがんばれよっ!

と当たり前ながらも核心をついた一言で諭しながらも、内村の考えを代弁するように答えを続けた。

大竹: 面白くなくなっちゃうからこの答えはあんまりしたくないけど、スタッフが呼んでるよ、たぶん。
三村: うん。2回目からは絶対スタッフだよ。一発目だけならそれはバーターかもしれませんが。
大竹: 2回目、3回目は(スタッフ)。
狩野: ああ、なるほど……。
大竹: 内村さんは過保護にしないから。自分で上がってこい、と。
(内村、顎をさすりながら聞いている。微笑む)
三村: マセキ芸能だからって、呼ばないもん。
大竹: そう、逆に(同じ事務所だから)呼ばないくらいだもん。逆に入れない!
内村: (笑)。もうやめよう! ハハハハ。
狩野: そうなんですか!?
大竹: それで力もないのに使ってあげたら可哀想だろう、と。
狩野: でも若手の声としては「もっとウッチャンナンチャンの番組に使ってくれよ」って。
大竹: それは力がないから使ってもらえないんだよ。スタッフに呼ばれるような力が。
三村: じゃあ、お前はここまで上がってこい、って内村さんは思ってるはずだよ。力がないままテレビに野ざらしにさせられて、
大竹: で、スタッフに嫌われてもう呼ばれないっていう。
三村: そう。そういうふうになりたいのか?って。
狩野: あーーー。なるほど。確かにそれは一理ありますね。
一同: (笑)
三村: 一理も二理も、全部答えだよ!
内村: アハハハハ! 一理も二理もあるよね(笑)。
三村: よくホリプロでもいるのよ。「さまぁ〜ずさんの番組呼んでくださいよぉ」って。
狩野: あ、やっぱ思いますよね。
三村: ふざけんな、クソか、お前!って(笑)。
大竹: 三村さんはそう言ってます(微笑)。
三村: 昔、『アッコにおまかせ!』にバーターでレポーターで入ったんだけど、腕がないからろくな事がない。半年で終わっちゃうわけ。だから腕つけて来いって言うのはそういうこと。
狩野: (気のなさそうに)うんうん。
三村: ずーーっといいコト言ってんだよ!
内村: ハハハハッハ。
三村: バカがっ!!(笑)

納得したのかしてないのかよく分からない狩野だが番組はそのままエンディング。
ゲストMCに恒例の「お別れ一発ギャグ」を振る面々。
そして、狩野の一発ギャグは盛大にスベったのだった。
それを見た内村。

内村: ごめん、やっぱりバーターだわ!