出川哲朗の“伝説”の卒業スピーチ

6月3日に『コントに捧げた内村光良の怒り 続・絶望を笑いに変える芸人たちの生き方』が発売されました!

ラインナップは以下のとおり。

序章 内村光良「怒り。」前編(書き下ろし)
一章 出川哲朗のリアルガチな成りあがり
二章 笑福亭鶴瓶があこがれられない理由
三章 タモリ少年期
四章 中居正広SMAPの時計
五章 早見あかりももクロの背中
六章 博多華丸・大吉の“来世”
七章 レイザーラモンの人生すごろく
八章 キャイ~ンが泣いた日
終章 内村光良「怒り。」後編(書き下ろし)

ウッチャンの書き下ろしの前編に続く第1章のテーマは「出川哲朗」。
言わずと知れた日本を代表するリアクション芸人にして、ウッチャンとは横浜放送映画専門学院(現・日本映画大学)時代の同級生。ウッチャンを唯一*1「チェン」と呼ぶ男です。


出川は横浜放送映画専門学院での卒業式で“伝説”と呼ばれるスピーチを残しています。
それは彼が学長であった世界的映画監督・今村昌平より与えられた「今村昌平特別賞」授与式のときです。

先生、少々僕に時間を下さい!

そう言って式の進行を遮ったのです。そして、学生たちに向かってスピーチを始めたのです。

今、青年座の試験(結果)、見てきた、俺は落っこった!
でもお前たちの前に挫折感を味わっただけで、俺はこんなことじゃ負けない! 俺は、横浜放送映画専門学院出身だということを、将来有名になったら声高々と言ってやる!

さらに出川は続けます。彼の中では、『金八先生』の加藤優による卒業式のスピーチのイメージだったそうです。

俺に5年の時間をくれ! 頭出したる。
俺に10年の時間をくれ! 有名になったる。
俺に20年の時間をくれ! 頂点獲ったる。

まあ見とけや!

そして出川哲朗はその言葉をリアルガチに“実現”していくのです。
かつて「チェン、俺は三國連太郎になるから」と語っていた出川がいかにして日本を代表するリアクション芸人になっていったのか。
コントに捧げた内村光良の怒り 続・絶望を笑いに変える芸人たちの生き方』に掲載されている「出川哲朗のリアルガチな成りあがり」でそこに至るまでの経緯を詳しく書きました!

 キューバの美しい街並みをオープンカーで優雅に走って行く。
 その車中で東野幸治は「人生勝ち組ですね」と呟いた。となりに座る出川哲朗は誇らしげに言った。
「すぐこのロケがあったわけじゃないからね。首の骨以外の全部の骨を折ってきたから今ここに座ってる訳ですから!」
(『コントに捧げた内村光良の怒り』より)


さらに告知です!
来たる6月20日(土)、福岡でイベントが開催されます!twipla.jp
に呼んでいただきました!
福岡です。
福岡周辺にお住みの方、あるいはたまたまその近辺に福岡を訪れる方々、是非お越しください!

日時:6月20日土曜日18時~20時
会場:書斎りーぶる
   福岡県福岡市中央区 天神4-1-18 サンビル2階
参加費:1500円
参加希望の方は poprocker@outlook.jp まで


また当日はイベントにちなんだTシャツ販売も行います。
2000円で販売いたしますので此方もお楽しみに!
因みにTシャツ付イベントチケットは3000円で販売いたします。
ご希望の方はメールにその旨明記してサイズ(XS~XL)をお知らせください。

僕へのご質問や「この人について聞きたい!」等、ご要望がありましたら、お申込みの際などに添えていただけるとありがたいです。
よろしくお願いします!

*1:最近はローラもそう呼んでるけど