著書/連載

著書 単著 ■『タモリ学 タモリにとって「タモリ」とは何か?』(イースト・プレス) ■『タモリ学 タモリにとって「タモリ」とは何か?』文庫版(文庫ぎんが堂) ■『有吉弘行のツイッターのフォロワーはなぜ300万人もいるのか 絶望を笑いに変える芸人たちの生…

宝の地図

45年前の1977年10月20日、伝説の番組が誕生しました。 1977年10月20日のラテ欄(朝日新聞)『アメリカ横断ウルトラクイズ』の『第1回』のラテ欄です。 こんなわけのわからない紹介文の番組を、まだ情報も乏しくビデオも普及していなかったのにもかかわらず、…

大学お笑いサークルと大学クイズサークル

本日放送の『100カメ』(NHK)で今回密着されるのは、部員数300人を抱える早稲田大学のお笑いサークル「お笑い工房LUDO」。ひょっこりはん、ハナコ・岡部、Gパンパンダ、にゃんこスター・アンゴラ村長、ラパルフェなど数多くのプロの芸人を輩出している名門…

校閲の“越権”行為

校閲者は、文章や事実内容の客観的な誤りを指摘してくれるライターにとってとても重要な存在です。 時に「え、こんな細かいところまで?」と思ってしまう冷徹にも感じる指摘もあったりしますが、文章のクオリティを高めるためには欠かせないものです。 宮木…

田邊昭知を描いた“珍品”「実名小説・一匹狼は行く」

9月20日発売の『芸能界誕生』(新潮新書)を書くにあたって、膨大な資料を集めて読んだのですが、そんな中から以前の記事に続き、特に面白かった、変わったものを紹介してきたいと思います。 2本目は、田辺エージェンシー・田邊昭知氏にかんする記事。 男同…

『めちゃイケ』の片岡飛鳥氏、再始動!

10月13日、『1989年のテレビっ子』が文庫化されます!(『タモリ学』に続き2作目の文庫化!) 文庫版『1989年のテレビっ子』書影こちらの書影の帯を見ていただくとわかるとおり、「解説」を書いていただいたのは、なんと片岡飛鳥さん! 言うまでもなく『めち…

運命を変えたスキー旅行

9月20日発売の『芸能界誕生』(新潮新書)を書くにあたって、膨大な資料を集めて読んだのですが、そんな中から特に面白かった、変わったものを紹介していこうと思います。まず今回は、雑誌『ミュージック・ライフ』の記事。「第1回日劇ウエスタン・カーニバ…

『芸能界誕生』ダイジェスト(1)

9月20日に発売となる『芸能界誕生』(新潮新書)。 すでに一部書店では店頭に並んでいるところもあるようで、読み始めてくださっている方もいらっしゃるかと思います。ありがとうございます!芸能界誕生 (新潮新書)作者:戸部田 誠(てれびのスキマ)新潮社Am…

『芸能界誕生』の誕生

9月20日発売の『芸能界誕生』(新潮新書)、いよいよ見本も到着し、発売間近となりました! 書店によっては今週末辺りに並ぶところもあるのではないかと思います。 新書としては限界に近い334頁の大ボリュームでずっしり。読み応えのあるものになったのでは…

1958年の「日劇ウエスタン・カーニバル」

「日劇ウエスタン・カーニバル」をご存じでしょうか。 ある世代にこんな質問をすれば、「バカにするな!常識だろ!」と怒られてしまうであろうほど、日本の音楽史を代表するライブイベントです。 その名の通り「日劇」こと日本劇場を舞台に行われていました…

2019年読んだ本10選――とにかく『聖なるズ―』が凄かった

もの凄い読書体験でした。 『聖なるズー』は、常軌を逸した面白さで間違いなく自分にとって2019年のベスト書籍。自分の中の常識が次々と剥がされていきました。 聖なるズーposted with amazlet at 19.12.30濱野 ちひろ 集英社 売り上げランキング: 827Amazon…

芸人たちが己の人生を「0→1」にしたあの頃を描いた、おとぎ話

3月26日(火)に太田出版より新刊『売れるには理由がある』が発売されます!! 売れるには理由があるposted with amazlet at 19.03.11戸部田 誠 てれびのスキマ 太田出版 売り上げランキング: 11,441Amazon.co.jpで詳細を見る 本書は『アサヒ芸能』で掲載して…

落ちこぼれの特権

いよいよ翌日の5月11日、文藝春秋社より『全部やれ。 日本テレビ えげつない勝ち方』 が発売されます!! 全部やれ。 日本テレビ えげつない勝ち方posted with amazlet at 18.05.10戸部田誠(てれびのスキマ) 文藝春秋 売り上げランキング: 874Amazon.co.jpで詳…

『CREA』の新連載「妄想キャスティング」についての見解

『CREA』11月号から始まった新連載「妄想キャスティング」が、

最高に幸福な一日

「鶴瓶です…」 見知らぬ番号からかかってきた電話をとって、その電話口から聴こえてきた声に驚愕しました。 これが噂に聞く、鶴瓶さんからの直電話! 一気に汗が吹き出ました。 もちろん『笑福亭鶴瓶論』を出版したからには、そういう方だと当然分かっていま…

恩讐の果に

今、僕はとても恵まれている立場にいると思います。 今時、テレビのことを真正面から書く書き手がほとんどいないというスキマにハマって、自分の実力以上に仕事をいただいているし、それによって経験も積んでまがいなりにもプロのライターと言えるようにもな…

日テレvsフジ 『24時間テレビ』とは何か

80年代前半から90年代前半にかけて、テレビの王様はフジテレビでした。 12年間、年間視聴率3冠王に輝いていました。 そこで苦渋を舐め続けていたのが、現在絶対王者に君臨する日本テレビです。 フジテレビの後塵を拝するどころか、一時は3位の座も危ぶまれ、…

8月10日『笑福亭鶴瓶論』発売!

いよいよ今月10日、新潮新書より『笑福亭鶴瓶論』が発売されます! これは、「cakes」に連載していた「鶴瓶のスケベ学」をベースに、それを大幅に加筆修正の上、書き下ろしを加えたものです。 笑福亭鶴瓶論 (新潮新書)posted with amazlet at 17.08.01戸部田…

菅原正豊「素敵に恥をかかせたい」

本日発売の『新潮45』7月号で『ボキャブラ天国』『イカ天』『タモリ倶楽部』『アド街』『チューボですよ』『メリークリスマスショー』等々、数多く個性的なヒット番組を手がけてきた「ハウフルス」の菅原正豊さんの人物ルポ「テレビ屋稼業バカ一代」を書きま…

3月10日『人生でムダなことばかり、みんなテレビに教わった』発売!

「日刊ゲンダイ」で現在も継続中の連載が100回分まとまり加筆・修正のうえ書籍化されます! 文春文庫より『人生でムダなことばかり、みんなテレビに教わった』と題して*1、3月10日、発売です! 人生でムダなことばかり、みんなテレビに教わった (文春文庫)po…

くだらないの中に

水曜深夜は戦いだった。深夜2時をすぎた頃になると、僕はそわそわし始め、「まだ早いかな?」と思いながらも待ちきれず出かける。行き先は近所のコンビニ。一刻も早く『週刊プロレス』を確認したかったのだ。『週刊プロレス』は当時木曜日発売。それがそのコ…

鼎談本『大人のSMAP論』発売!

本日12月10日に『東京どこに住む』『1995年』など多数の著書のある速水健朗さんと、『ジャニオタあるある』などで知られるみきーるさんと、僕の鼎談本『大人のSMAP論』が発売されます! 内容はタイトル通り、「SMAP」について3人で語り合ったもの。 大人のSM…

ご報告

電子書籍版『1989年のテレビっ子』発売 好評発売中の『1989年のテレビっ子』が電子書籍化されました! 1989年のテレビっ子 -たけし、さんま、タモリ、加トケン、紳助、とんねるず、ウンナン、ダウンタウン、その他多くの芸人とテレビマン、そして11歳の僕の…

『文藝春秋』で笑福亭鶴瓶さんを取材&『家族に乾杯』のロケ密着しました!

3月中旬、『1989年のテレビっ子』の再び重版になりました。三刷り! ありがとうございます! そして、『AERA 2016年 4/4 号 』になんと吉田豪さん(!)が書評を書いてくださっています! AERA(アエラ) 2016年 4/4 号 [雑誌]posted with amazlet at 16.03.29…

『1989年のテレビっ子』重版決定!

みなさまのおかげ様を持ちまして『1989年のテレビっ子』重版が決定しました!! また、3月5日放送の『王様のブランチ』「文芸書ランキング」でも紹介していただきました! 1989年のテレビっ子 -たけし、さんま、タモリ、加トケン、紳助、とんねるず、ウンナン…

『1989年のテレビっ子』を書いた本当の理由

しつこいようですが、いよいよ明日『1989年のテレビっ子』が発売されます。 都市部の大型書店では既に書店に並んでいるようです。 1989年のテレビっ子 -たけし、さんま、タモリ、加トケン、紳助、とんねるず、ウンナン、ダウンタウン、その他多くの芸人とテ…

『1989年のテレビっ子』いよいよ今週2月17日発売!

いよいよ今週の2月17日(書店によっては16日には並ぶところもあるかも)、新刊『1989年のテレビっ子』が発売になります! 「1989年」を中心に、80年代初頭に興った「マンザイブーム」前後から90年代初頭を舞台にした青春群像劇です! 現時点での僕のある意味…

1989年はテレビバラエティの転換期だった! 「1989年」テレビ年表

今月2月17日、ついに新刊『1989年のテレビっ子』が双葉社より発売になります! 正式には「たけし、さんま、タモリ、加トケン、紳助、とんねるず、ウンナン、ダウンタウン、その他多くの芸人とテレビマン、そして11歳の僕の青春記」という長ーいサブタイトル…

立川吉笑はなぜ「お笑い芸人」ではなく「落語家」になったのか

先日、「水道橋博士のメルマ旬報」の忘年会がありました。 二次会には他の忘年会が終わって落語家の立川吉笑さんも駆けつけてくれました。 吉笑さんは処女作『現在落語論』が完成したばかりとあって上機嫌。その場で、その本の編集を担当した九龍ジョーさん…

ご報告と大事なお知らせ

突然ですが、かねてより念願だったTOKYO MXが見れるようになりました! これで『5時に夢中!』とかが見れる! ついでにスカパーしか見れなかったアンテナを新調してBSも見れるようになりました。 ありがたいことに、TVKやチバテレビ、テレ玉も受信感度良さ…