3人目のキャイ~ン あるいは『笑う犬』を始めさせた男

6月3日に『コントに捧げた内村光良の怒り 続・絶望を笑いに変える芸人たちの生き方』が発売されました!

ラインナップは以下のとおり。

序章 内村光良「怒り。」前編(書き下ろし)
一章 出川哲朗のリアルガチな成りあがり
二章 笑福亭鶴瓶があこがれられない理由
三章 タモリ少年期
四章 中居正広SMAPの時計
五章 早見あかりももクロの背中
六章 博多華丸・大吉の“来世”
七章 レイザーラモンの人生すごろく
八章 キャイ~ンが泣いた日
終章 内村光良「怒り。」後編(書き下ろし)

書き下ろしは「ウッチャン」をテーマにしたものですが、これを書き上げた時点で、当初ラインナップに入っていなかった「キャイ~ン」の回をどうしても入れたくなりました。その理由は、本書を通して読んでいただければわかると思います。


1997年の年末、内村光良はある特番の打ち上げに参加していました。
そこで悪酔いした男が絡んできました。

「うーい、内村ぁ、やらなくちゃだめだよぉ」

その男こそ、ウド鈴木です。
当時、コント番組をやっていなかった内村に対し、「コントをやれ」と迫ったのです。
泥酔したウドはしつこく内村に絡んでいたそうです。
すると、別の方向から声が飛んできました。

「なんでやらないんだよ、この野郎!」

その声の主は、本来ならウドを制止しなければならないキャイ~ンのマネージャー(当時)の矢島だったのです。矢島マネージャーはウドに追随するように内村に絡んでいったのです。

「やりますから許してください」

内村は逃げるようにそう言って場を収めますが、その二次会では同席していたプロデューサーの吉田正樹に自ら宣言します。

「コントをやりたい!」

そうして始まったのが『笑う犬の生活』なのです。


その矢島マネージャーは、キャイ~ン結成当初からキャイ~ンと苦楽を共にした名物マネージャー。
いわば「3人目のキャイ~ン」と言っても過言ではないほど信頼関係が結ばれていました。
しかし、彼はキャイ~ンと離れざるを得ない悲劇に見舞われてしまいます。
コントに捧げた内村光良の怒り 続・絶望を笑いに変える芸人たちの生き方』の「キャイ~ンが泣いた日」では、ウドと天野の絆、キャイ~ンと矢島マネージャーの絆を中心に書きました。そこから『ナイナイのANN』でもたびたびネタにされていた『MEGAうま!ラジオバーガー!!』最終回での天野号泣の理由も浮かび上がってきます。


さらに告知です!
来たる6月20日(土)、福岡でイベントが開催されます!twipla.jp
に呼んでいただきました!
福岡です。
福岡周辺にお住みの方、あるいはたまたまその近辺に福岡を訪れる方々、是非お越しください!

日時:6月20日土曜日18時~20時
会場:書斎りーぶる
   福岡県福岡市中央区 天神4-1-18 サンビル2階
参加費:1500円
参加希望の方は poprocker@outlook.jp まで


また当日はイベントにちなんだTシャツ販売も行います。
2000円で販売いたしますので此方もお楽しみに!
因みにTシャツ付イベントチケットは3000円で販売いたします。
ご希望の方はメールにその旨明記してサイズ(XS~XL)をお知らせください。

僕へのご質問や「この人について聞きたい!」等、ご要望がありましたら、お申込みの際などに添えていただけるとありがたいです。
よろしくお願いします!