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07−08の年末年始の番組を振り返る


まだまだ録画した番組がたくさん残ってるけど、今頃、この年末年始の番組を振り返ってみたいと思います。


07−08年の年越しは、お笑いファンとしては「笑ってはいけない病院24時(日テレ)」→「吉本№1・芸人は誰だ!9時間SP(テレ東)」→「爆笑ヒットパレード(フジ)」→「着信御礼!ケータイ大喜利(NHK)」と非常に美しいいい流れだったのでは。これに、昨年の元旦夜に放送されたように「お笑いウルトラクイズ」が入れば完璧だったのに。
この4番組の中で、特に印象に残ったのは、「笑ってはいけない〜」の千秋&松崎しげるサンプラザ中野の「We Are the アキタカ」熱唱、板尾創路ブラックジャック、「やりすぎ9時間」の「イス−1グランプリ」における「仕上がってる」ケンコバに対するジュニアの「Rの指定が強すぎる」。「ケータイ大喜利」の瞬時に最適なトーンでネタを読み上げる阿藤快


個人として印象的だったのは内村光良。司会者としても演者としても当たり前だけどまだまだトップクラスだというのを証明してくれた。今田耕司同様、相手の良さを引き出す優しい司会は見ていて心地いいし、「ウチムラセブン」で見せたようにコント芸人としての幅広さは流石。


あとネタ見せ側の芸人として最も印象に残ったのはエド・はるみ。昨年のこの時期のムーディー勝山のような露出ぶりだった。「恐ろしいほど基礎ができている(byバッファロー吾郎)」うえに、「イロモネア」での活躍は意外なほどネタをバリエーション豊富に持っていることが分ったし、フリートークも上手いので、今年の上半期は彼女が中心となるのでは。あと、彼女が出川のことを「出川くん」と呼ぶというエピソードは結構武器になる話だと思った。これって、「パッと出」をあまり好まないお笑いファンに対して、「なんか色々紆余曲折があったんだね」と思わせるのに象徴的な話になるから。


年末年始の個人的ベストは「東野・岡村のプライベートでごめんなさい…インドの旅」。最初はネガティブだった岡村が時間を追うごとに前向きに旅を満喫にしていっていたのに対し、最初は楽天的に楽しんでいたのに、どんどんイライラし消極的になっていく様の対比が面白かった。テイストとしては思い切り「水曜どうでしょう」の感じなんだけども。


その他では「ザ・ドリームマッチ08」。もう当初の「いきなり組んで短時間でネタを作って披露」というコンセプトは薄れてはいるけれど、逆にそれがこの番組の良さが出てきた感じ。昨年同様、組み合わせを決める時が一番面白かったけど、今年は大竹の絶好調ぶりが目立った。「責めてるように見えて優しいコント」とか「シー(の指)の位置が高い」とか名フレーズ連発。ウッチャン譲りなのか、あえて抑えた演技をさせる出川哲っちゃんの活かし方も素晴らしかった。松本人志はラジオでこの番組のことを「ツッコミの人のための祭典」と評していたけど確かにそうだなあ、と思った。そして演者の皆が「ウッチャンに出てほしい」と言っているのはホントに同感で嬉しかったし、是非とも何とかして担ぎ出してほしい。


ドラマでは年末にひっそりとNHKで放送された「夕陽ヶ丘の探偵団」は良かった。「リーダー」「サブリーダー」「デブ」「メガネ」「男勝りの女の子」といった最近見ない完璧なメンバー構成。。「秘密基地」「謎のマッドサイエンティスト」「マドンナ(清純美少女)」「OBの兄貴分」「少年少女の合唱による主題歌」といった心躍るキーワードの数々。ちゃんと真っ当に少年冒険物語の王道を作る、という意志を強く感じた。


格闘技&プロレスでは「やれんのか!」の磁場の強さは本当に凄かったが、個人的には「マッスルハウス5」が心に響いた。ライムスター宇多丸が「知的な悪意」と絶賛したメタプロレス的プロレス批評が盛り込まれた前半の出来は、正直言って過去のマッスルハウス3や4には遠く及ばなかったけど、賛否両論あるあの最後の最後には何だか涙が止まらなくなってしまった。ぼくは結婚してからというものこの手の話にはものすごく弱くなってしまったので、これを冷静に評価することが出来ない。アリかナシかで議論が分かれているようだけど、個人的にはそりゃあ、アリだと思う。マッスル坂井の、それが正しいのか迷いながらも不器用に語りかけるその切実な姿には心を打たれた。