『TV Bros.』で星野源さんにインタビューさせていただきました!

本日、7月1日発売の『TV Bros.』にて、なんと!なんと!
星野源さんにインタビューさせていただきました!!


TV Bros.

特集1
テレビブロス28周年記念特別企画 星野源のテレビ ときめきメモリアル
星野氏と<テレビ>の関係を中心にインタビュー。聞き手は、本誌でもおなじみ、てれびのスキマ氏。これまでテレビの外側からテレビのことを書いてきたスキマ氏が、初めて聞き手に回るという、これまたメモリアルなインタビューに。

人生初のインタビュー取材!
なので「なんで俺が?」「俺でいいの?」と思いお引き受けするのに逡巡しました。
なにしろ、インタビューしたことがないのだから。
僕はこれまで(これからも)「テレビの外側から」テレビについて書くというスタイルでやっていたので、正直、インタビュー取材には消極的でした。(もちろんインタビュー取材したからといってスタンスが変わるわけではありませんが)
そもそも、依頼のあった日程は普段予定などない僕には珍しく「その時間、飛行機に乗っている」という完全なる予定が入っていました。
インタビューへの苦手意識、自分のスタンス、日程上の問題…とお断りする言い訳は揃っていました。
しかし、詳細を聞くにつれ、これは断ったら絶対に後々後悔する、人生で何度もない断ったらいけない仕事だ!などと大袈裟にも思い抱くようになりました。
そんなわけで予約していた飛行機をキャンセル、便を変更してお引き受けすることにしました。
僕のインタビュアー童貞を捧げるのに星野源さんはこれ以上ない相手だと思ったのです。


そしてインタビュー取材当日。
やはり僕がインタビューするからにはそのテーマは「テレビ」だろうと思い『ブロス』側に提案すると、当然編集部も同じ考えでした。
僕はこれまでタモリさん内村光良さんを題材にした本を書いてきましたが、星野さんもそのお二人には並々ならぬ縁のある方です。ですから、自然とそのお二人についても伺うという流れになりました。ついでにレイザーラモンRGさんについても。(なにせ、僕と星野源さんの最大の共通点が「RGが好きすぎる」だと思うので。)
こうして振り返ると星野さん本人に対する質問よりも他人について話を聞いた感じになってしまってますが、これは「他人について語る言葉こそ“自分”があらわれる」という僕の持論があるからです。実際、今回のインタビューでもそれが実証されているのではないかと思います。
緊張&はじめての経験&そもそも苦手ってことで辿々しく質問する僕にも、星野源さんは丁寧に答えてくれました。それどころか、こちらの質問の意図を先回りしたかのように、ここ突っ込んで訊かなきゃなって思っていた質問をする前に、その答えを語ってくれたりもしました。
おかげさまで星野さんの核になっているような部分を含め、いい話が聞けたのではないかと思います。


インタビュー取材の後の、原稿の構成も当然僕が担当しました。
「僕はきっとインタビュー原稿の構成の仕事は好きだろうな」と事前に思っていましたが、その予想通り、とてもやりがいがあって楽しかったです。
インタビュー自体はまだまだ苦手意識はありますが、インタビューの構成だけの仕事ならいくらでもやりたいくらい(笑)。
そんなわけで『TV Bros.』、是非お読みいただけると嬉しいです。


インタビュー終了後には僭越ながら自著3冊もお渡しできたのも良かったです。
そこで星野源さんから驚きと嬉しさで爆発しそうなありがたい言葉をいただいて天にも昇る幸せな気分に。
本当に、やって良かった! という仕事でした。