3月の印象に残った番組
『テキトーTV 8』 テレビ朝日 3月3日深夜放送 <出演>有田哲平 矢作兼 岡田圭右 庄司智春 西川史子 小阪由佳 小林恵美
いつのまにやら、8回目を迎えた「ドスペ2」の人気番組。回を追うごとにそのいい具合なダメっぷりが完成されていっている。「第2回ミスダメ女コンテスト」では大根仁ドラマのヒロイン2人(小阪、小林)が共演し、「ああ、大根さん苦労しただろうな」と思わせるバカっぷり。特に小阪由佳のそれは破壊的で、全身から滲み出るダメさ加減は最強。
『K-1ワールドGP2007in横浜』 フジテレビ 3月4日放送 <対戦カード>チェ・ホンマンvsマイティ・モー セーム・シュルトvsレイ・セフォー 武蔵vs藤本祐介 バダ・ハリvsカラエフ バンナvs澤屋敷 アビディvs野田
ここまで興奮した「K-1」は何年ぶりかと思う神興行。地上波で放送された試合はほぼ全てに見所があり、結果、内容ともに大満足。特にバダ・ハリvsカラエフは近年のK-1の中では圧倒的なベストバウト。
またこの日の煽りVTRは佐藤大輔テイストで、彼のフォロアーが育ってきているのかな、と思わせた。
『虎の門』 テレビ朝日 3月9日深夜放送 <出演>勝俣州和 MEGUMI バカリズム インポッシブル ザブングル
この日行われた「お笑いタイガーズゲート」は素晴らしかった。
ここに出るようなレベルじゃないバカリズムの「野球官能小説」(参考)、インポッシブルの「巨大生物との対決」、そして前回王者のザブングルと、全てが面白かった。
『SRS』 フジテレビ 3月23日深夜放送 <出演>浅草キッド 小林聡
”野良犬”小林聡の引退特集。長年キックボクシングにこだわり、牽引してきた彼の姿はホントにカッコイイ。
『ガキの使いやあらへんで!』 日本テレビ 3月25日放送 <出演>ダウンタウン ココリコ 山崎邦正 板尾創路 板尾の嫁(シェリー)
鉄板企画「板尾と板尾の嫁」の今回は「板尾の嫁の奇想天外人生」(いつ見ても波瀾万丈」のパロディ)。何より驚いたのは嘘か本当か判断がつきかねるけど、彼女がインド出身だということ。南米かと思ってた。彼女の日本兵姿には笑い死にしそうになった。
参考>板尾の嫁ことシェリーです(オフィシャルサイト)
『くりぃむナントカ』 テレビ朝日 3月26日放送 <出演>くりぃむしちゅー 大木アナ 前田アナ 土田晃之 次長課長 ゆうたろう ニセヨン様 堀越のり 大久保佳代子
いつのまにやら看板企画のひとつに成長した「大木アナvs前田アナ」。今回は前座としてゆうたろうやニセヨン様、堀越のリ、大久保さんが登場。その無駄、無意味っぷりに拍車が。そしてやっぱり無駄、無意味の暴露合戦、プーちゃんTシャツともうバカバカしいにも程がある。
『プロフェッショナル』 NHK総合 3月27日放送 <出演>宮崎駿
時間を追うごとにどんどん不機嫌になる宮崎駿の姿にはドキドキしっぱなし。かなり興味深い話連発の中、息子吾郎に対する愛憎を隠さない彼にはなんともいえない魅力を感じてしまう。
『アメトーーク!』 テレビ朝日 3月29日放送 <出演>雨上がり決死隊 黒沢宗子 FUJIWARA原西 ダンディ坂野 ハリセンボン 水玉れっぷう マチコ勝又
「この芸人がすごい!」と題された、吉本以外の芸人も含めた「やりすぎ」の隠し芸のような企画。そんな中MVPになった森三中黒沢の”千手観音かずこ”の熱唱は色々な番組でみかける歌声ではあるけど、何より面白いのはそのテキトーに歌っている歌詞をいちいちバカ丁寧にテロップに起こしていること。
『やりすぎコージー』 テレビ東京 3月31日放送 <出演>今田耕司 東野幸治 千原兄弟 ケンドーコバヤシ たむらけんじ
再び「やりすぎFBI」。そしてその前の回の「野生爆弾ロッシーのもの申す」と合わせ、本当に吉本っていうのは人材の宝庫だな、と感じさせた。「くまタタキーン」とか「アナリンピック」とかもうホントにバカすぎる。
『テレビゲームジェネレーション 8bitの魂』 スカパーMONDO21 隔週木曜日初回放送 <出演>ポリゴン犬飼 遠藤雅伸 岡本吉起
ここ数年「ゲームセンターCX」を筆頭にファミコン世代の心を掴もうとする番組が多いがこの番組もその一つ。そしてこの番組のアプローチは実際に当時の8bit仕様でゲームを作ってみようというもの。3月放送の#3、#4では当時第一線で活躍していたクリエーター遠藤雅伸、岡本吉起を迎え、ポリゴン犬飼が企画したゲームを見てもらい、その欠点、改善点を指摘してもらうというもの。ほんの短時間でその欠点を発見し、次々と指摘し、その改善点を語る両氏はやっぱり凄い。同時にこの炙り出された欠点がそのまま、ゲームそのものの魅力、面白さを示すヒントになっているところがこの番組の白眉。