気になるドラマと気になる本
久々にドラマ豊作の期待を漂わせる今期*1。
中でも「セクシーボイスアンドロボ」は予想通り、今のところ今期一番の出来。
世界が「家と学校とコンビニ」だけでできていた少女が、三日坊主(とロボ)との遭遇によって、「世界とどうしようもなく関わって」生きていることを実感していく過程はとても丁寧で感動的でした。黒田硫黄の原作では物語の重大なターニングポイントとなるこのエピソードを初回にもってくる木皿泉の意図も明確で「複雑でバカバカしくて激辛で、泣きたくなるような途方もなくお値打ち」なドラマでした。勝手に命名した「木皿メソッド」(http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/20051119#p1)も健在。
そして、もうひとつの今期を代表する作品になるであろう「帰ってきた時効警察」は「QJ」でも特集。この現場を「丁寧に出汁をとったお味噌汁」と表現した小出早織の溶け込みっぷりはなかなか凄い。前作が完璧なメンバー構成だっただけに、ここに入り込むのは相当難しいはずなのに。
■総力特集「帰ってきた時効警察」
・オダギリジョー ロングインタビュー
・小出早織・麻生 学/メイキング・レポート
・これからハマれる「時効警察大辞典」
■永久保存版 高橋留美子
・13,000字ロングインタビュー
・岡田斗司夫vs中川翔子対談
・高橋留美子大辞典
■徹底特集「きらきらアフロ」2001-2007
・誌上「きらきらアフロ」笑福亭鶴瓶×松島尚美(オセロ)
・7年間の番組事件史
・永久保存版「きらきらアフロ大辞典」