「テレビお笑いアワード2007」最優秀番組


最優秀番組というと近年充実した内容を作り続ける「やりすぎコージー」「アメトーーク!」「検索ちゃん」の3番組、これにまだまだ健在の「ガキの使い」「タモリ倶楽部」を合わせたトップ5の牙城を崩すのは難しいことかと思っていた。けれどそんな中、見事にその中に割り込んだ番組を「テレビお笑いアワード2007」の最優秀番組に推したい。

■ ゴッドタン〜神の舌〜

「キス我慢選手権」と「芸人マジ歌選手権」という二枚看板を筆頭に、妄想&なりきり芸を得意とする芸人を見事に起用し、ぐだぐだと不条理の境界線をいききする傑作を次々と作り出した。間違いなくこの番組の劇団ひとりは普通の番組の最低でも二割増しくらい生き生きし輝いている。同じくレギュラーのおぎやはぎも唯一本領が発揮されている番組だし、準レギュラー的存在のバナナマンも輝きを増す。こうした芸人と企画・番組の幸福な関係はこのまま維持するのはとても難しい作業だとは思う。だからこそ2007年に限定すれば、この番組こそ最優秀番組に相応しいと思う。


次点にはやはり現在のトップ3「やりすぎコージー」「アメトーーク!」「検索ちゃん」が続く。


その他には「くりぃむナントカ」。
下半期の失速は残念だったが、上半期だけならこの番組こそ最優秀番組だったはず。「ビンカン選手権」「前田vs大木」「ナントカ−1グランプリ」など数々の名物企画を生み出した。

最優秀番組 ゴッドタン〜神の舌〜
  次点 アメトーーク!
  3位 爆笑問題の検索ちゃん
  4位 やりすぎコージー
  5位 くりぃむナントカ