2007年は、お笑いの新番組が豊作だった印象があります。その中から「テレビお笑いアワード2007」の最優秀新番組を勝手に選んでいきたいと思います。
「爆笑レッドカーペット」と「環境野郎Dチーム」は甲乙つけがたい。ともに2007年を象徴するような番組だと思う。前者は、第1回放送後、多くの類似企画、類似番組を生み出しお笑いネタ見せ番組の一つの形を作り出した功績が大きいし、後者は逆に他の追随を許さないかのような独特すぎる世界観が新しかった。どちらも素晴らしかったが、不定期単発ではなく2クールをブレなくやりきったということで最優秀新番組は「環境野郎Dチーム」に。
「爆笑問題のニッポンの教養」も良かった。
この番組に出るようなレベルの研究者になると、メディアに出るときは、自分の研究の結論をプロモーションをする場でしかなかったりするのだけど、この番組の場合、太田の挑発的で、変な方向から飛んでくる質問によって、その先生がその場で考えこんでる姿が見れて非常にスリルがあった。そしてどんなにミクロな研究をしていても、結局のところそれが「人間、生命とは何か?」「世界とは何か?」という疑問につながっている、ということが浮き彫りになっていく過程にスペクタルを感じさせてくれた。
「さまぁ〜ず・さまぁ〜ず」*1の何も足さない感じもいい。
スカパーで始まった「ダチョ・リブレ」も面白かった。
特に太陽さま(上島竜兵)主催の竜兵会のメンバーが作る「ばっかス」は、現在のバラエティ界の中でも屈指の語り部土田と傍若無人な新たな魅力を発揮し続ける有吉を擁して毎回、強烈な脱力感を醸し出しながらも、CS放送の良さが前面に出た番組が出来上がっている。
他にも「シンボルず」「マッスル牧場classic」「むちゃぶり」「本番で〜す」「あらびき団」と秀作揃いでした。
最優秀新番組 | 環境野郎Dチーム |
優秀新番組 | 爆笑レッドカーペット |
次点 | 爆笑問題のニッポンの教養 |
4位 | さまぁ〜ず・さまぁ〜ず |
5位 | ダチョ・リブレ |