■「適当日記」(高田純次・著)
「世界一日記が似合わない男が、還暦を機に“書かされた”最初で最後の日記」(帯より)。
世界一似合わないからこそ、そのミスマッチさ加減が面白くて適当すぎる日記は、もう最初から最低で最高過ぎる。
ついに60歳の誕生日が、来てしまったのよ。めでたいんだか、めでたくないんだか、還暦が……。
でも去年の誕生日のころから、うすうす、来年は還暦だなって気がついていたんだけどね。
ほら、ボクって、先の読める男だから。
この、ちゃんと「適当」に見せて笑わせる技術は文章でも健在。
10月にもなると、記述が激減しているところなんかもいい。
最近の日記を読んで、
「高田のヤロー、すっかり飽きてるんじゃないか?」
って、思ってる君!
当たり前だよ。
■「笑いの現場―ひょうきん族前夜からM-1まで(ラサール石井・著)
笑いの現場―ひょうきん族前夜からM-1まで
(角川SSC新書 27)posted with amazlet on 08.02.23
■ないものねだり(中谷美紀・著)
ないものねだり (幻冬舎文庫 な 20-5)posted with amazlet on 08.02.23