オリエンタルラジオが発見した「タモリの法則」

6月8日に放送された『やりすぎコージー』は「やりすぎ都市伝説」4週連続の最終日。
そこで「タモリといえばやっぱり『笑っていいとも!』だ」と語り始めたオリエンタルラジオ中田敦彦タモリに関する都市伝説は、まさに「都市伝説」というにふさわしい、幻想と驚きに満ちたものだった。


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笑っていいとも!』では、大きなホテルの宴会場を使い、出演者、スタッフが一堂に会して行う大忘年会が毎年恒例となっている。
そして、その忘年会の最後には、タモリ自らが勝ち残ったものにプレゼントを贈呈するという「タモリじゃんけん」なるイベントもまた恒例になっている、という。
何度か繰り返されるという「タモリじゃんけん」。
それに勝ち残るのは至難の業で、中田も早々に負けていた。そこで、中田は何とかして勝ちたいと、タモリを「グッと観察」した。
すると、ある「法則」を発見した。
それはものすごくシンプルなものだった。
タモリはなんと、「グー、チョキ、パー、グー、チョキ、パー」と出していたのだ!
あまりにも単純な「法則」。だが、みんな熱狂してお酒も入ってるから誰も気づかない。
中田は震えた。
タモリに勝てる!」と“ブワー”っと震えた。
そして、案の定、4回ほど連続で勝ち、残ったのが10人ほどになった。
タモリはそこに中田の姿を見つけると
「おお、中田、来たか」
と言う。
「はい」と返しながらも中田は「次勝つ、次勝つ、次は必ずチョキが出る。タモリさん、僕は分かってるんですよ!」と心の中で高揚していた。
そして「法則」どおり「グー」を出すと、タモリは「パー」を出した。
「何で?」
大混乱のまま中田は席に戻る。茫然自失になった。

               
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タモリじゃんけん」はさらに続き、また10人ほど勝ち残った中にタレントが一人混じっていた。
中田の相方であるオリエンタルラジオ藤森慎吾だった。
藤森を見つけて、またタモリが声をかける。
「おお、藤森、来たか」
そして次のじゃんけんの勝負で藤森は敗れてしまう。
戻ってきた藤森に中田は「慎吾、俺さ、実はタモリの法則みつけたんだけど……」と言いかけると、すぐに藤森が返す。
「俺も見つけた!」
しかし、藤森が見つけた「法則」は中田が見つけたそれとは違っていた。
タモリはじゃんけんをする前に必ず手を握ってる。
「次行くぞ」「がんばれよ」っと言う時に必ず次に出す手を握っている。
これをやっていた、と藤森は言うのだ。


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そして、中田は「どういうことなのだろう?」と考え、ある推論に達した。

タモリは)「タモリの法則」を必ずじゃんけんで入れるんですね。
それは「遊び」として。
「誰かこれ気づくかな?」って種を撒くんです。
その上で(勝ち)上がってきた相手の目を見るんです。
普通、4回連続、5回連続勝ち上がった時って奇跡に近いですから、1回1回スゴいリアクションするんですよ。
「おおー、また勝った!」って興奮するんですけど、「法則」に気付いてるヤツの行動を見ると、震えてるわけですよ。
「大丈夫かな?次大丈夫かな?やっぱり当たってた」って顔をしちゃう。
その顔を見つけたときに、あ、こいつ法則に気づきやがったな、
「おお、中田、ここまで来たか」って言って、
次に負かした時の僕の(混乱した)顔を、あのサングラス越しに見てるんですよ!
恐るべし!


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来年こそは法則に気づいているから裏をかいて絶対に勝てるはずだという中田。しかしその矢先、オリエンタルラジオは『いいとも!』の卒業が決まった。
そこで中田は「本当のタモリの法則」を見つけたと嘯く。

「じゃんけんの法則」に気付いたコンビは(『笑っていいとも!』を)卒業するって!

まあ、、、それはまた別の話。