2013年10月21日の『タモリ学』

遂に、本日『タモリ学 タモリにとって「タモリ」とは何か?』が発売されました!


2013年10月21日。
タモリ学』の最初の原稿が書き上がったのがその日でした。
一晩寝かして編集部に送ろう、そう思った翌日。タモリさんの口から『笑っていいとも!』が終了するという発表がされました。
頭の中はパニックです。
もちろん原稿は大幅な修正を余儀なくされました。この書籍企画が立ち上がったのは2011年6月。まさか、本書の発売の頃に『いいとも』が終了するなんて思ってもみませんでした。


結局、大幅に修正してほぼ完成原稿を書き終えたのが12月初め頃。その後、校正等を経て微修正する期間が一番長く感じました。とにかく早く読んで欲しい!と。
そんな間にも『いいとも』終了発表を契機に次々とタモリさん関連本が発売されていきます。
それを読みながら、焦燥感は増すばかり。と同時に、それらの類書と自分が『タモリ学』で書いたものの方向性が違うことでホッとしたり、自信を深めたりもしました。でも、やっぱり読者の方々がタモリ本に関して食傷気味になってしまうのでは、という不安はつきまといました。
読んでもらえば、きっと満足してもらえるはずなのに!と。


35歳が転職のリミットだと思い、2013年秋に会社を辞め、ギリギリ35歳での出版には間に合いませんでしたが、36歳になって3日後の26日に発売できるのは感慨深いものがあります。
ありがたいことにこちらで取材もしていただきました。

参考文献

f:id:LittleBoy:20140326003807p:plain:right:h200で、本書はタモリさんやその周辺のテレビ、ラジオ、書籍、インタビューなどの発言やエピソードなどを抽出し、タモリさんの“哲学”や“魅力”を浮かび上がらせることでした。
それは「観念」に縛られることを嫌うタモリイズムに反することなのかもしれません。けれど、そんなタモリイズムに囚われることもまた、タモリイズムに反するのではないかと思うのです。
また、本来であればタモリさん本人や周辺の人たちへ直接インタビューしたりすれば、より深いタモリさんの哲学を知ることができるかもしれません。だけど、タレントと視聴者という距離感こそが、「タモリ」を知る上でもっとも適切な距離だと僕は思ったのです。だから、本書に引用した発言や、紹介したエピソードはすべて、僕のようないち視聴者の立場のまま、見たり聴いたり読んだりできたものばかり。“ウラ話”的なものは一切ありません。視聴者としてすでに“表”に出ているものをまとめることだけでも、こんなにも立体的に面白く見ることができる、とテレビっ子として証明したい思いもあったのです。


タモリ学』本編や「大タモリ年表」で参照した主な参考文献は以下のとおりです。
とりあえず、直接的に参照したものに限って挙げました(時代背景などを調べるためにタモリに触れていない本なども参照していますがそれは除いています)。
単行本化されていない雑誌類のインタビュー・対談も数多くあり、それらももちろん参照しましたが、雑誌は便宜上Amazonにリンクがあるものだけにしました。あと、最近のタモリ本については出版の時期には本編は脱稿していたので年表のみの参照です。

■『愛の傾向と対策』(松岡正剛タモリ:著 工作舎)※文庫化に際して『コトバ・インターフェース』と改題
■『タモリが本屋にやってきた』(オールナイトニッポン:編 ニッポン放送出版 )
■『定本ハナモゲラの研究』(筒井康隆 山下洋輔 タモリ 赤塚不二夫 赤瀬川原平 奥成達:著 講談社)寄稿「戯曲 タモリ書紀」 
■『タモリのTOKYO坂道美学入門』(タモリ:著 講談社
■『タモリと賢女・美女・烈女』(タモリ:著 世界文化社黒柳徹子吉永小百合ほか11人の女性との対談集
■『タモリだよ!』(平岡正明:著 CBSソニー出版 )
■『講演大王―恋と人生、幸せづくりの10章』( 日本テレビ)講演「若者よシガラミを排除し実存ゼロ地点に立て!」
■『ちょっと手の内拝見―プロフェッショナル30人の読む、書く、話す』( 三笠書房)語りおろし「いまふう会話術 言語革新党の言いぶん」
■『百万人のお尻学』(山田五郎:著 講談社 )寄稿「お尻の思ひ出」
■『ザ・ヒーローズ〈2〉―宝島ロング・インタヴュー集』( JICC出版局)対談「ワン・モア・タモリ
■『超時間対談 』( 集英社文庫)架空対談「ベルグソン先生、ユダヤ人はジョークのホームラン王です!(アンリ・ベルグソンタモリ)」(高平哲郎:構成)
■『阿川佐和子のこの人に会いたい〈8〉』(阿川佐和子:著 文春文庫)対談「『いいとも!』27年。全てを超越しちゃって、意気込みも意気消沈もないです」
■『赤塚不二夫対談集 これでいいのだ。』(赤塚不二夫:著 メディアファクトリー)対談
■『ことばを磨く18の対話』(加賀美幸子:著 日本放送出版協会)対談「流れをつかみ、流れに乗る」
■『やわらか色の烈風』(加賀美幸子:著 筑摩書房)対談「テレビを個性的に見る」
■『若者たちの神々―筑紫哲也対論集 (Part4)』(筑紫哲也:著 朝日新聞社)対談
■『私の猫ものがたり』( 集英社文庫)寄稿「セイビョウの餌付けは家庭を破壊するか」
■『河童が覗いたトイレまんだら』(妹尾河童:著 文藝春秋)※タモリの自宅のトイレについて
■『吉行淳之介エッセイ・コレクション〈4〉トーク』(吉行淳之介荻原魚雷:編 ちくま文庫)対談「男と女はとっても不思議だ」
■『対談集 逢えばほのぼの』(檀ふみ:著 中公文庫)対談「まだ『モリタ』だったころ」
■『ビッグトーク』(文藝春秋:編 文春文庫)対談「天才タモリのお母さん」(村松友視
■『話せばわかるか―糸井重里対談集』(糸井重里:著 角川文庫)対談「タモリ虎の門・ざくろで話した」
■『ザ・テレビ人間』(菅野拓也:著 朝日新聞社)対談「部品のまま出前する テレビが完成品に向いてないところも」
■『対談集 堀文子粋人に会う』(堀文子:著 清流出版)対談「出たとこ勝負の潔さ」
■『対談「笑い」の解体』(山藤章二:著 講談社)対談「天才的一般人芸人」
■『筒井康隆スピーキング―対談・インタヴュー集成』(筒井康隆:著 出帆新社)対談「笑いは笑いの法則を破壊する」
■『TITLe (タイトル) 2006年 10月号』( 文藝春秋)対談「世界に広げよう、鉄道好きの輪!」(くるり岸田繁
■『赤塚不二夫 (KAWADE夢ムック 文藝別冊)』( 河出書房新車)インタビュー「なーんの苦労もなくデビューできたね」
■『加藤登紀子の悪男悪女列伝』(加藤登紀子:著 潮出版社)対談「禁じられているものにこそ色気を感じますね」
■『こんな男に会ったかい―男稼業・私の選んだベスト9』(村松友視:著 日本文芸社)対談「こうなったら、とことん好かれてやるぜ」
■『男の本音―深田祐介対談』(深田祐介:著 阪急コミュニケーションズ)対談「二人だけのジャムセッション
■『極楽TV 』(景山民夫:著 新潮文庫)対談
■『奇譚カーニバル』(夢枕獏:著 集英社文庫)寄稿「ハナモゲラ語の思想」
■『サックス吹きに語らせろ!!』(中村誠一:著 新潮文庫)対談「俺にもしゃべらせろ」
■『どっかおかしい』(高橋章子:著 講談社文庫)対談「番外・語りおろし--タモリ
■『さまざまな風に訊け―各界有名21人の金言名言アドバイス』( 集英社)「タモリの訊いていいとも!」
■『タレント狂殺人事件』(タモリ:著 作品社
■『タモリのカセット面白術―もてる!ウケル!きわめつけ実例94』(タモリ:著 主婦と生活社
■『赤塚不二夫とタモリの西サモアに行ってこれでいいのだ』(赤塚不二夫タモリ:著 講談社コミックス)各章末に「タモリの証言」
■『現代用語辞典 ブリタモリ』(ブリタモリ編纂委員会(赤塚不二夫加藤芳一タモリ長谷邦夫):著 講談社
■『SONO SONO スーパーおじさんの告白メッセージ』(滝大作 赤塚不二夫 タモリ 高平哲郎:著 アイランズ
■『タモリ倶楽部 東京トワイライトゾーン』(久住昌之滝本淳助:著 日之出出版
■『今夜は最高! 』( 日本テレビ放送網
■『今夜は最高!〈part 2〉 』( 日本テレビ放送網
■『今夜は最高!〈part 3〉 』( 日本テレビ放送網
■『新・今夜は最高! 』( 日本テレビ放送網
■『新・今夜は最高!〈part 2〉 』( 日本テレビ放送網
■『クイック・ジャパン (Vol.41)』( 太田出版)特集「タモリ徹底分析。」
■『Girlie volume 07―ニュース&流行観測的カルチャーマガジン』( アスペクト )特集「オトナの娯楽『タモリ倶楽部』」
■『SWITCH vol.27 No.7(2009年7月号)』( スイッチパブリッシング )特集:笑福亭鶴瓶[鶴瓶になった男の物語]にコメント
■『本人vol.11』( 太田出版明石家さんま「さんま道」
■『クイック・ジャパン88』( 太田出版)「ブラタモリ座談会」
■『STERA NHKウィークリーステラ H21年10/23号』( NHKサービスセンター)「ブラタモリ特集」
■『ケトル VOL.16』( 太田出版)「やっぱりタモリが大好き」
■『タモリ: 芸能史上、永遠に謎の人物 (文藝別冊/KAWADE夢ムック)』( 河出書房新社
■『タモリ読本 』( 洋泉社MOOK)
■『別冊サイゾー「いいとも!論」』( サイゾー
■『これでいいのだ―赤塚不二夫自叙伝』(赤塚不二夫:著 文藝春秋
■『日本の喜劇人』(小林信彦:著 新潮社)
■『バラエティ番組がなくなる日―カリスマプロデューサーのお笑い「革命」論』(佐藤義和:著 主婦の友新書)
■『他人の才能でメシを食う方法―テレビマン、ヒットの秘策』(佐藤義和:著 同朋舎出版
■『テレビ体験』(筑紫哲也:著 朝日新聞社
■『うたがいの神様』(千原ジュニア:著 幻冬舎
■『何はさておき』(ナンシー関:著 世界文化社
■『オルゴールワールド』(にしのあきひろ:著 幻冬舎)※原案
■『嫌われ西野、ニューヨークへ行く』(西野亮廣:著 宝島社)
■『タモリ論』(樋口毅宏:著 新潮新書
■『遺書』(松本人志:著 朝日新聞社
■『ピアノ弾きよじれ旅』(山下洋輔:著 徳間書店
■『ピアノ弾き翔んだ 』(山下洋輔:著 徳間書店
■『犬も歩けばプロデューサー―私的なメディア進化論』(横澤彪:著 日本放送出版協会
■『プロデューサー感覚』(横澤彪:著 朝日新聞社
■『テレビの笑いを変えた男横澤彪かく語りき』(横澤彪:著 扶桑社)
■『人生で大切なことは全部フジテレビで学んだ ~『笑う犬』プロデューサーの履歴書~』(吉田正樹 キネマ旬報社
■『今夜は最高な日々』(高平哲郎:著 新潮社)
■『ぼくたちの七〇年代』(高平哲郎:著 晶文社
■『スラップスティック・ブルース 』(高平哲郎:著 冬樹社)
■『超メディア人の挑戦―現代芸能講座〈1〉 (現代芸能講座 (1))』(山中伊知郎:著 翔泳社
■『東京コメディアンの逆襲』(西条昇:著 博美館出版)
■『言語学のたのしみ』(千野栄一:著 大修館書店
■『倍音 音・ことば・身体の文化誌』(中村明一 :著 春秋社)
■『なぜ、タモリさんは「人の懐」に入るのが上手いのか?』(内藤誼人:著 廣済堂出版
■『時代をつかむ!ブラブラ仕事術』(尾関憲一:著 フォレスト出版
■『タモリ (ぴーぷる最前線)』(武市好古:編 福武書店
■『還暦スタイリストエッちゃんの誰がババアだ!』(矢野悦子:著 小学館
■『オールナイトニッポン大百科』( 主婦の友社
■『テレビお笑いタレント史 お笑いブームはここから始まった』(山中伊知郎:監修 ソフトバンククリエイティブ
■『完璧版 テレビバラエティ大笑辞典 (笑芸人叢書)』(高田文夫笑芸人編集部:著 白夜書房

と、こうして書籍を列挙してますが、もっとも重要視したのは何よりもテレビ(ラジオ)でのタモリさんの発言です。その引用については類書に絶対に負けていない部分だと自負しています。


それでは、改めまして本日『タモリ学 タモリにとって「タモリ」とは何か?』が発売です! 何卒!
小さな本屋には置いていない可能性が高いのでその場合はAmazonなどのネットショップで是非。

こちらは4月3日発売! 併せて是非!