あの頃みんなトガッてた。「お笑い第4世代」の青春時代

4月4日に放送された『もしもツアーズ』の特番では、『めちゃイケ』のメンバーが出演。『もしツアめちゃイケがやってきたから富士山で日本一のBBQやっちゃうぞSP』と題してコラボ企画が行われた。
番組終盤には、その中から、ほぼ同期であるキャイ~ン(1991年結成)、ナインティナインよゐこ(1990年結成)、極楽とんぼ(1989年結成)が集まり、ずんの飯尾、ホンジャマカ石塚とともに若手時代のエピソードを語り合っていた。いわゆる「第4世代」と呼ばれていた彼らの“青春時代”の葛藤が明かされた。

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若林正恭と山里亮太の“ナナメの夜明け”

1月31日の『ミレニアムズ』は「カスママ」の店に来店したゲスト・柳原可奈子が、「絶対あいつら卑屈疲れしてると思う」とシュートな発言をしたことから、とても刺激的な放送となりました。
この回は、『ミレニアムズ』のひとつの分岐点になるんじゃないかと思い、日刊サイゾーの連載コラムにも書きました。

柳原の一言に南キャン山里大慌て - 日刊サイゾー


というわけで、ブログの方には、柳原とミレニアムズのメンバーとのトークを書き起こしてみたいと思います。
なお、コーナーの設定は、春日扮するカスママの店にお客さんとして柳原可奈子が訪れたというものです。その常連客が『ミレニアムズ』の番組ADの“3人娘”にゃんちゅう(山里)、なべこ(若林)、オーサワ(村本)。書き起こしはわかりやすく役名ではなく本人の名前で記しています。

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所ジョージの金言集 2014

2014年、所ジョージは例年以上にアグレッシブだった印象があります。
もちろん確固たるレギュラー番組があり、いずれも盤石。
それ以外に今年は、僕が見ただけでも4月2日の『ホンマでっか!?TV』を皮切りに、4月12日の『SWITCHインタビュー達人達』、10月8日の『ナカイの窓』、10月17日の『A-Studio』、10月30日の『櫻井有吉アブナイ夜会』、11月1日の『サワコの朝』、12月6日の『渡辺篤史の建もの探訪』、そして12月に数週にわたって放送された『ももクロchan』、さらにラジオでも8月27日の『大谷ノブ彦 キキマス』と数多くの番組にゲスト出演していました。

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『A-Studio』で笑福亭鶴瓶は、以下のように所ジョージを評しています。

アレ(所ジョージ)は「別モン」やね。「芸能人」とか、それから「タレント」とか「ミュージシャン」とかいうより「別モン」。アレはもう別モンです。こんなとこで語るのも何かおこがましい様な別モンですよね。不思議な男ですよ。だから、芸能人とか何とかじゃなく、「人生をホントに有意義に生きてる人」でしょうね。

そんな所ジョージがそれぞれの番組にゲスト出演した際は、やはり金言まみれ。それらの金言をひたすらまとめてみました。(当然、ほぼ同じ内容のものを別の番組でも語っていたりしてますがあえて重複を気にせず引用しています。)

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「嫌なんだ、こんな負けばかりの人生…」若林正恭のクーデター

10月18日深夜に放送された『オードリーのオールナイトニッポン』。
ここ最近、プロレス観戦にハマっている若林正恭
その流れもあって、スポーツ観戦熱が高まったそうで、先輩芸人であるTAIGAと野球観戦にたびたび行くようになったそうです。若林は子供の頃から親の影響で阪神タイガースファン。
今年は、阪神がまさかの展開でクライマックスシリーズを勝ち進み、日本シリーズに進出したこともあって、若林のフリートークコーナーでは野球の話が何週か続いていました。

野球の話なんですけど、阪神タイガースが9年ぶりに日本シリーズに進出したということで。
私、春日さんの西武ファンほどではないんですけど、ウチの親父が熱狂的な阪神ファンで、子供の頃はオヤジと一緒にお風呂入ると、阪神の打順を1番から9番まで言わないと出れないっていう。3番バース、4番掛布……って汗だくで。

と、子供の頃の思い出話を少しした後、初めて甲子園球場日本シリーズを生観戦したという話を熱っぽく話していました。
http://www.allnightnippon.com/kw/?line=1
15分近くにわたって饒舌に語ったあと、話は急展開します。

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タモリの「びり」の話

前回のエントリでは、NHKラジオ『ラジオ深夜便』「萩本欽一の人間塾」第7回にゲスト出演したタモリの服装についての話や、中学時代の弁論大会の話を書き起こしました。

今回は同じく『ラジオ深夜便』「萩本欽一の人間塾」×タモリから、タモリの頭の回転の早さと話芸がよく分かる部分を書き起こしたいと思います。
この番組は様々なお題を選んで、それについてのトークをするという形式で進みます。
欽ちゃんはそこからまず「のんびり出来る場所」というテーマを選ぶと、そのままでは面白くないと言って「のんびり」ではなく「びり」の話をして、と意地悪な無茶ぶりをするのです。
「“びり”できる場所?」と聞き返すタモリに「いや、単に『びり』の話」と言います。
タモリは少し困惑しつつもすぐに意図を理解すると、「あのーちょっと長いですけどいいですか?」と即座に話し始めるのです。

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タモリの生きる“コツ”

10月27日早朝(26日深夜)に放送されたNHKラジオ『ラジオ深夜便』「萩本欽一の人間塾」第7回のゲストはタモリでした。
http://www.nhk.or.jp/shinyabin/shinnendo/chumoku22.jpg
萩本欽一タモリというなかなか見る(聴く)ことができない組み合わせ。この二人の接点というと、『笑っていいとも!』「テレフォンショッキング」(14/2/14)に出演した際、突然タモリが欽ちゃんの家を訪ねてきて驚いたという話をしています*1
ちなみに「大タモリ年表」では以下のように書きました。

▼1979年10月6日、『欽ちゃんのドンとやってみよう』(フジテレビ)にゲスト出演。
この頃、タモリは放送作家の大岩賞介に誘われて、萩本欽一パジャマ党の作家たちと仕事をしていた家に突然訪れている。タモリは萩本もいるとは知らなかったというが、突然の訪問に驚きつつも迎え入れた萩本や作家を前に数時間にわたり持ちギャグを繰り広げ、作家たちを笑わせ続けた。若い作家たちがタモリを絶賛し続けるのを聞いて萩本は「俺、あれからタモリが嫌いになったんだ(笑)」

今回もそんなエピソードを交えつつ、月曜の早朝に放送するのはあまりにももったいない話をしていました。

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喜劇役者・伊東四朗のつとめ

NHK総合で夕方に放送している『ゆうどき』という番組があります。
10月8日のトークゲストに登場したのが伊東四朗さんでした。彼の「喜劇役者」としての含蓄のある話がとても興味深かったのでメモしておきたいと思います。


伊東四朗といえば、何と言っても「電線音頭」のベンジャミン伊東。

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