最近の気になる本
■東映ヒーロー悪役列伝
東映ヒーロー悪役列伝posted with amazlet on 07.01.13おすすめ度の平均:私が愛した悪役たち
「仮面ライダー」シリーズや戦隊ものなど、常に時代のニーズに応じたヒーローを生み出し続けてきた東映。そんなヒーローに敵対する「悪」の存在にスポットをあて、俳優へのインタビューをベースに美学を徹底紹介する。
・悪の肖像―東映ヒーロー悪役スチールギャラリー
・東映ヒーロー悪役俳優列伝特別篇 名優たちに捧ぐ鎮魂歌
天本英世 潮健児 安藤三男
・東映ヒーロー悪役俳優列伝
曽我町子 堀田眞三 広瀬裕 藤堂新二 加地健太郎 寺そま昌紀 曽根晴美
山本昌平 中田譲治 中庸助 中田博久 賀川ゆき絵 千波丈太郎 石橋雅史
・東映ヒーロー悪役全史
・傾向別 東映悪役キャラの魅力
・東映ヒーロー悪役声優史―基礎講座
■男子のための人生のルール(玉袋筋太郎)
男子のための人生のルールposted with amazlet on 07.01.13おすすめ度の平均:涙が止まりませんでした
浅草キッド名義の共著となれば、いつも、その評価が俺に向けられることが多く、
相棒の書き手としの実力を他の誰より知っている俺は、忸怩たる思いがあった。
今回は、編集者がその力を見抜き、見事に、モチベーションとその才能を引き出している。
相棒の本の中身は、中学生に向けての人生の先輩として、兄貴本でもあり、
中学生の子供がいる親への育児ヒント本でもある。
しかし、『天才は親が作る』と同様に、"教育"と言う言葉で語られる、
綺麗ごとばかりの類書には無い、自前でむき出しな言葉の数々。
赤江くんの肉声が聞こえるような玉袋節だ。
思春期に自閉的で内向的だった俺が、今、中学生だったら、
この本から、学校からは教えられぬ、数々のメッセージを受け取ることだろう。
それは、ある意味、相棒が、新宿生まれの新宿育ちで、
18歳から生え抜きの"たけし軍団"であったことの
アイデンティティーの証明書でもあり、
この男だけの集団から培われた流儀の開示でもあり、
俺たちの"たけしイズム"が高らかに謳われている。
さらに、この本には、赤江くんから、子に向け、さらに亡くなった父へ向けた、
極私小説のような側面もある。
相棒の20年の軌跡を知る俺には、
最後の、父親に向けたあとがきには、しばし涙とまらず。
(「水道橋博士の悪童日記」より)
■prints「特集・高田純次」
prints(プリンツ)21 2007年春号 特集・高田純次 [雑誌]posted with amazlet on 07.01.13